第4次古賀市基本構想を可決
2012/02/29議会事務局
古賀市議会は、2012年2月28日の定例会初日の本会議において、第4次古賀市基本構想を可決しました。
この議案は、昨年12月議会の最終日に竹下市長から提案されたため、第4次古賀市基本構想審査特別委員会(委員長:西尾耕治、副委員長:内場恭子、議長除く議員全員18人で構成)に付託し、議会閉会中の継続審査を行ってきました。
2月28日の本会議において、西尾委員長は、本件について昨年末から約2ヶ月間、13回にわたって慎重に審査してきた経過をくわしく報告しました。委員会採決では、賛成多数で原案可決でした。あわせて、議員の総意として、6点の提言が委員長報告の中で述べられました。質疑、討論を経て本会議において採決した結果、賛成多数(賛成15、反対3)で原案を可決しました。
これによって、竹下市長は第4次古賀市総合振興計画を策定し、2012年度初めに市民に示すことになります。10年後のまちづくりを目指し、より良い計画となるよう議会として精力的に意見を述べてきました。計画策定ならびに執行に当たって、竹下市長は議会の様々な意見、提言を最大限尊重されることを期待します。
古賀市議会は、10年に一度の重要な決定をしたことを市民の皆様に報告するとともに、市民の負託に応え、希望の持てるまちづくりを推進するため全力を尽くすことをお誓いします。
2012年2月29日
古賀市議会議長 奴間健司
<参考> 委員長報告の中で述べられた6点の提言
1 本委員会での質疑、意見、提言については、提出された資料文書も含めて、最大限に尊重していただき、市民の利に供するように反映されること。
2 都市イメージについては、委員から、総花的という指摘も多かったことから、本市の課題と特徴を明確にすえた、計画的、かつ総合的なまちづくりを遂行していただきたい。
3 重点プロジェクトについては、庁内における連携プロジェクトという趣旨が強く感じられることから、計画書にその趣旨の記述をされるとともに、推進する政策においては、前期5年間に力点を置く施策を実行する中にも、常に精査、思考すること。
4 目標人口については、目標と推計の差異が大きいとの指摘が多かったことから、人口推移には常に注意を払い、分析を心がけ、公共サービスと行財政体制の実質的規模を的確に見通しながら、市民のために各施策を推進すること。
5 土地利用については、前期5年間は都市計画区域編入を延期するという大きな変更を加えたことから、土地政策のひとつの手法である、特定用途制限地域指定などの施策を着実に遂行し、その状況を検証すること。
6 基本構想に基づく施策をすすめていく過程において、前期基本計画の検証状況、ならびに後期基本計画の素案については、しかるべきときを見極めて、議会に提示し、議会との協議の場を持っていただきたい。