玄界環境組合議会定例会が開催されました
2012/11/15議会事務局
議会トピックス 玄界環境組合議会定例会が開催されました
2012年11月12日、古賀市議会第1委員会室において、玄界環境組合議会定例会が開催されました。玄界環境組合は古賀市、宗像市、福津市、新宮町の3市1町で構成される一部事務組合で、宗像清掃工場と古賀清掃工場を管理運転しています。組合長は古賀市の竹下市長で、組合議会議長は古賀市議会議長です。議員は各市町の議長と所管委員会委員長で構成されています。
今回の定例会では、平成23年度会計決算認定について審査し、賛成全員で認定しました。また、今回から、2月の予算議会だけではなく11月の決算議会でも一般質問を実施し、2人の議員が清掃工場のトラブル発生状況と清掃工場の将来構想について質問しました。
<決算概要>
(1)平成23年度の歳入総額は、46億3513万6511円、歳出総額は45億3532万9839円、差引額9980万6672円となっています。
(2)一部事務組合の本部経費(議会費、職員5人の人件費、閉鎖・再処分事業費など)は約2億1050万円、古賀清掃工場じん芥処理費は約12億1940万円、宗像清掃工場じん芥処理費は約9億9530万円、公債費は約21億1013万円(古賀工場約12億852万円、宗像工場約9億161万円)となっています。
(3)構成自治体の分担金は、古賀市8億9983万2千円、福津市9億7167万2千円、新宮町4億5007万7千円、宗像市17億3301万9千円となっています。
(4)古賀清掃工場の経費の内訳は、総務費約2億5254万円、焼却場管理運営費約8億7359万円、リサイクルプラザ管理運営費約9312万円、最終処分場管理運営費約13万2千円となっています。
(5)宗像清掃工場の経費の内訳は、総務費約1億8427万円、焼却場管理運営費約6億8506万円、リサイクルプラザ管理運営費約1億2540万円、最終処分場管理運営費約56万1千円となっています。
(6)平成23年度の可燃ごみの搬入量は、古賀清掃工場で約41,715t(対前年度比102%)、宗像工場で約29,468t(対前年度比101.1%)となっています。古賀清掃工場への搬入内訳では、古賀市が18,777t(対前年度比100.2%)、福津市が15,445t(対前年度比102.4%)、新宮町が7,491t(対前年度比105.7%)となっています。
<将来構想>
古賀清掃工場、宗像清掃工場が稼動から10年を経過し、ごみ処理の将来構想についてはここ1、2年で方向性を出すと竹下組合長が今年2月の組合議会でも答弁していました。今回の組合議会での一般質問で、二人の議員が再度将来構想について質問しました。
竹下組合長は、正副組合長で積極的に検討している、延命措置による現状維持、規模縮小、広域委託の3点についてあらゆる角度から検討している、ここ1、2年で方向性を出せると思うという趣旨の答弁をしました。副組合長の一人である宗像市長も、宗像市の執行部内で宗像工場関係者も入れて将来構想を検討している、一部事務組合の傘下にいるので全体的にどうするか検討していきたいという趣旨の答弁をしました。
議員からは、過去10年の中で明らかになった反省点を踏まえ、今後10年間どう運営するのか、10年以降はどうするのかしっかり検討すべきだ、専門的なプロジェクトを設置して、4市1町がよく話し合って将来構想を示してほしいとの指摘がありました。
2012年11月15日
古賀市議会議長 奴間健司(玄界環境組合議会議長)