議会トピックス 議運メンバー中心に鹿児島県霧島市に視察
7月25日と26日、古賀市議会の議会運営員委員会(結城弘明委員長)全員と正副議長ならびに無会派議員の総勢9人で鹿児島県霧島市に視察に行きました。今回は政務活動費を活用した視察研修です。
25日には「バイオマスタウン構想」について視察。霧島市農林水産部農林水産政策課ならびに政策グループの職員が説明してくれました。霧島市には合併の関係で、二つのごみ焼却施設があります。全体で58,688世帯、処理人口127,537人。一日当たり平均処理量は104.2tです。ごみの収集運搬に2億9千万円、焼却に13億円かかっています。
「構想」は2010年に策定され、廃棄物系バイオマスは、生ごみのたい肥化及び飼料化、廃食用油の利活用を促進し94.9%の利用率を目指しています。未利用バイオマスについては、林地残材のチップ・ペレット化を推進し、現状の利用率37.6%から51%にアップすることを目指しています。
検討委員会の在り方、下水道汚泥の処理、竹林の対応、策定の所管の在り方などについて学びました。
26日には、議会運営(タブレット端末の活用)について視察。脇元敬広報広聴常任委員長ならびに議会事務局議事調査課調査グループの職員が説明してくれました。議会報告会や「議員と語ろかい」の開催、議会だより編集常任委員会、予算常任委員会そしてAVシステム改修について学びました。
システム改修は2012年度に3932万5千円をかけて実施。赤外線マイク、書画カメラ、55型モニターそしてタブレット端末(65台)などを導入しました。タブレットによる採決、議案や陳情等の閲覧などで効果があったとのこと。課題ではタブレットに不具合が生じた場合の対応、議員が操作に慣れること、ペーパレス化への移行のタイミングなどがあげられていました。
古賀市議会も議場の改修に取り組むことから大変参考となりました。
脇元広報広聴常任委員長はじめ議会事務局、農林水産部の皆さんには本当にお世話になりました。心より感謝申し上げます。
2013年8月1日
古賀市議会議長 奴間健司