議会トピックス 玄界環境組合議会定例会開催 平成24年度決算を認定
2013年11月18日、古賀市議会第1委員会室において、玄界環境組合議会定例会が開催されました。玄界環境組合は古賀市、宗像市、福津市、新宮町の3市1町で構成される一部事務組合で、宗像清掃工場と古賀清掃工場を管理運転しています。組合長は古賀市の竹下市長で、組合議会議長は古賀市議会議長です。議員は各市町の議長と所管委員会委員長で構成されています。
今回の定例会では、平成24年度会計決算認定について審査し、賛成全員で認定しました。
<決算概要>
(1)平成24年度の歳入総額は、45億3760万2301円、歳出総額は44億8195万9249円、差引額5564万3052円となっています。
(2)一部事務組合の本部経費(議会費、職員5人の人件費、閉鎖・再処分事業費など)は約1億6622万円、古賀清掃工場じん芥処理費は約12億2898万円、宗像清掃工場じん芥処理費は約9億6501万円、公債費は約21億1013万円(古賀工場約12億852万円、宗像工場約9億161万円)となっています。
(3)構成自治体の分担金は、古賀市9億95万円、福津市9億6240万5千円、新宮町4億5639万3千円、宗像市17億6819万9千円となっています。
(4)古賀清掃工場の経費の内訳は、総務費約2億4117万円、焼却場管理運営費約8億8755万円、リサイクルプラザ管理運営費約1億12万円、最終処分場管理運営費約13万2千円となっています。
(5)宗像清掃工場の経費の内訳は、総務費約1億8309万円、焼却場管理運営費約6億5802万円、リサイクルプラザ管理運営費約1億2331万円、最終処分場管理運営費約57万2千円となっています。
(6)平成24年度の可燃ごみの搬入量は、古賀清掃工場で約45,954t(対前年度比104.1%)、宗像工場で約29,629t(対前年度比100.5%)となっています。古賀清掃工場への搬入内訳では、古賀市が18,634t(対前年度比99.2%)、福津市が16,171t(対前年度比104.7%)、新宮町が8,135t(対前年度比108.6%)となっています。
<清掃工場将来計画>
組合議会終了後、議会全員協議会が開催され、執行部から「清掃工場将来計画について」中間的な報告がありました。
古賀、宗像清掃工場が稼動から11年目を迎え、古賀清掃工場と地元との協定にもとづく施設利用期限は平成34年(2022年)11月30日までとなっています。また創設費の起債償還は古賀工場が平成30年度(2018年度)、宗像工場が平成32年度(2020年度)で完済されます。
組合内部の検討委員会は、現在は2工場運営だが、1工場への統合が可能か、他自治体へ委託した場合はどうなるかなどを検討してきました。8類型に分けて検討した結果、平成26年度(2014年度)から平成34年度(2022年度)までの9年間は2工場で現行のまま運営し、平成35年度(2023年度)から1工場に統合する計画が実現性が高く、分賦金も低いという見解を中間的なまとめとしています。このケースでは、下水道汚泥などを清掃工場で受け入れないこと、域内全体で年間1400tの可燃ごみの減量が必要なことを条件としています。
全協では質疑を行いましたが、今後も人口ならびにごみの推計値などを整理するなど継続して検討していくこととしました。遅くても平成28年度(2016年度)までに方向性を確定する必要があるという共通認識を持ちました。
2013年11月19日
古賀市議会議長 奴間健司(玄界環境組合議会議長)