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福岡都市圏議長会で南海トラフ地震対策について視察研修

2014/01/20議会事務局

福岡都市圏議長会で南海トラフ地震対策について視察研修
議会トピックス 福岡都市圏議長会で南海トラフ地震対策について視察研修

 1月16日から17日にかけて、福岡都市圏議長会の視察研修に参加しました。訪問先は高知県南国市の前浜津波避難タワー、南国役所、高知市役所そして高知県議会で、テーマは南海トラフ地震対策です。それぞれ担当者の方から詳細な説明をお聞きしました。五台山展望台から高知市全域を見ました。この視察には福岡市議会議長をはじめ16人の議長が参加しました。1月17日は阪神淡路大震災から19年目の日でした。
南海トラフ巨大地震が起きれば、高知県は全域で震度6以上の激しい揺れに襲われ、土佐清水市や黒潮町では全国最大34メートの津波が押し寄せると予想されています。高知市で16mです。現状での被害想定は、死者約42000人、県の人口76万人のうち約43万8千人が避難生活を余儀なくされるという厳しい想定です。
 当面3年間で、地震発生後10分以内に避難する津波早期避難率を100%、住宅耐震化率を77%、避難タワーなどの津波避難空間整備率100%として死者数を11000人に減少させる目標を持っています。将来的に限りなくゼロにしようとしています。
高知県議会での説明に先立ち森田英二県議会議長が、「昨年特別対策法ができ、ようやく国が本腰をあげた。高知県では、大きな地震が来ることを覚悟し津波対策を最優先に取り組んでいる、巨大地震が起きれば国運をかけた取り組みになる、その時にはぜひご支援をお願いしたい」とあいさつをしました。
今回の視察を通して、南海トラフ地震が発生した場合の深刻な被害想定を認識しました。またその救援、復旧・復興については国を挙げて取り組む必要性を強く感じました。

2014年1月20日
古賀市議会議長 奴間健司


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