議会トピックス 玄界環境組合議会定例会開催 平成26年度予算を可決
2014年2月10日、古賀市議会第1委員会室において、玄界環境組合議会定例会が開催されました。玄界環境組合は古賀市、宗像市、福津市、新宮町の3市1町で構成される一部事務組合で、宗像清掃工場と古賀清掃工場を管理運転しています。組合長は古賀市長で、組合議会議長は古賀市議会議長です。議員は各市町の議長と所管委員会委員長で構成されています。
今回の定例会では、平成26年度予算を審議し、賛成全員で可決しました。
また一般質問で、清掃工場の将来計画中間報告の概要について組合長の見解を問いました。
<予算概要>
(1)平成26年度予算の歳入・歳出増額は、45億5527万1000円で、対前年度比3054万7000円の増となっています。
(2)一部事務組合の本部経費(議会費、職員5人の人件費、閉鎖・再処分事業費など)は6749万8千円、古賀清掃工場じん芥処理費は13億3373万9千円(対前年度比868万2千円減)、宗像清掃工場じん芥処理費は10億1170万3千円(対前年度比2894万6千円増)、公債費は21億660万円(対前年度比353万6千円減)となっています。
(3)構成自治体の分担金は、古賀市8億8337万1千円、福津市9億9396万2千円、新宮町4億9942万3千円、宗像市17億8461万4千円となっています。
(4)古賀清掃工場の経費の内訳は、総務費2億3729万8千円、焼却場管理運営費9億8684万4千円、リサイクルプラザ管理運営費1億937万9千円、最終処分場管理運営費21万8千円となっています。灯油代は1億4615万4千円、施設整備委託は4億8952万8千円です。
(5)宗像清掃工場の経費の内訳は、総務費1億9186万5千円、焼却場管理運営費7億977万8千円、リサイクルプラザ管理運営費1億946万4千円、最終処分場管理運営費59万6千円となっています。コークス代は1億773万3千円、施設整備委託は2億5518万3千円です。
<清掃工場将来計画>
大久保三喜男議員が一般質問を行い、「清掃工場の将来計画について」組合長の見解を求めました。
玄界環境組合内部の検討委員会は、8類型に分けて検討した結果、平成26年度(2014年度)から平成34年度(2022年度)までの9年間は2工場で現行のまま運営し、平成35年度(2023年度)から1工場に統合しさらに10年間運営する計画の実現性が高く、分賦金も低いという見解を中間的なまとめとしています。このケースでは、下水道汚泥などを清掃工場で受け入れないこと、域内全体で年間1400tの可燃ごみの減量が必要なことを条件としています。
今回の一般質問により、将来計画が公の場で議論されることになりました。
答弁では、平成28年度(2016年度)をめどに方向性を決めること、人口推計などのデータを7月に構成市町から再提出させること、地元行政区に協議の申入れを行ったこと、組合と構成市町は対等な立場で協議していくこと等々が明らかになりました。
清掃工場の将来計画は、組合にとっても構成市町にとっても重要な課題です。宗像市、福津市、新宮町そして古賀市の市長、町長ならびに議員も真剣に議論していかねばなりません。市民の皆さんのご意見もぜひお寄せください。
2014年2月12日
古賀市議会議長 奴間健司(玄界環境組合議会議長)