議会トピックス 議会運営委員会 iPad活用、議会改革テーマに逗子市議会、藤沢市議会を視察
古賀市議会の議会運営委員会(結城弘明委員長)は、7月29日~30日に神奈川県逗子市議会ならびに藤沢市議会を視察してきました。正副議長も参加しました。
29日は逗子市議会のiPad活用について視察をしました。逗子市は人口約5万8000人、面積約17㎢、議員は18人。視察では、眞下政次議長ならびに5人の議員の皆さんが説明をしてくれました。逗子市議会の議員は18人で、iPadを導入した2013年5月時点で50歳未満が47%と若い議会です。議会の提案で実現し、その年の10月には幹部職員にも導入されました。
iPadを使い、議案、通知、行政計画などがクラウドシステムで見ることができます。システム導入経費は約216万円ですが、議会事務局でのコピー代約10万円削減、事務量軽減、議員の質問力向上など効果が生まれていました。今後の課題として、全面ペーパーレス化、複数冊子同時閲覧などシステム改善、議員のスキルアップなどがあるとのことでした。情報を全議員で効率的に共有できると感じました。
古賀市議会ではすでに多くの議員が自主的にタブレットを活用し、議案資料の一部をPDFファイルで提供するなど試行的に取り組んでいます。逗子市議会を参考に早急に取り組めること、来期に引き継ぐことなどを検討し、積極的に取り組んでいきたいと思いました。
30日は藤沢市議会の議会改革について視察しました。藤沢市は人口約42万人、面積約70㎢、議員は35人。視察では、議会事務局の説明の後、高橋八一議長が質疑に答えて頂き、たいへん参考となりました。
藤沢市議会では、正副議長選の立候補制や請願・陳情の意見陳述を実施しています。また、議員間討議、常任委員会のインターネット中継、決算審査と事務事業評価など先進的な取り組みを詳細に学ぶことができました。古賀市議会のさらなる改革に活かしたいと思いました。
なお今回の視察に参加した議員は以下の通りです。結城弘明委員長、姉川さつき副委員長、阿部友子、芝尾郁恵、三好貴一、吉住長敏(以上、議会運営委員)、西尾耕治副議長、奴間健司。
2014年7月31日
古賀市議会議長 奴間健司