今月のランチミーティングは青柳小学校へ。24日の給食の時間に訪問しました。
28日から100キロキャラバンを敢行する6年生たちを激励しました。また、ラグビーW杯で大活躍した福岡堅樹選手の母校であり、スポーツを頑張ることの意義を伝えました。みんな、剣道や野球、サッカー、バスケ、バレーなどいろいろな競技で頑張っていますね。
子どもたちからはとても活発に質問と要望が出ました。特にテーマになったのがトイレの洋式化や給食の充実。牛めし(牛肉ごはん)やほうれん草ムース、うどんをもっと出してほしい(復活させてほしい)という「声」も。子どもたちとの対話が心から楽しいひと時でした。翌日早速、給食センターに伝えましたよ。
主権者意識を醸成していくことが、未来の民主主義に資すると考え、政治家としてさまざまな取り組みを実践しています。子どもの時の原体験はとても大切。このランチミーティングもその一環として取り組んでいきます。
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26日はTVQの番組「パンブーのとりあえずナマ!?」で、古賀市からサカイストのお二人に生中継していただきました。
「あなたのお宝」をテーマに、リーパスプラザこが交流館やラグビー日本代表・福岡堅樹選手のご実家の福岡歯科をつなぎ、福岡選手の話題で盛り上がり、古賀市の農商工の魅力もPRでき、フォークダンスも素晴らしかったです!ご協力いただいた皆さん、ありがとうございました!
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この土日も地元を回り、多くの皆さんと交流させていただきました。
古賀東校区(26日)と千鳥校区(27日)で防災避難訓練があり、多くの皆さんが参加されました。私は新聞記者や県議の時代に大規模災害の被災地に入ってきた経験から、市長としても地域防災力の強化に取り組んでいます。政治・行政が「公助」の役割をしっかりと担うことはもちろん大切ですが、日ごろの備えと災害発生前後の避難などは「自助」と「共助」が極めて重要です。こうした訓練の機会に、私たち一人一人が防災意識を向上させ、訓練に参加していない方々にもその効果を波及させること、地域の中で支え合う体制をつくることに努めていかなければなりません。そうした思いをあらためて共有できる機会になりました。
また、市立図書館の移転開館25周年記念の一環で、直木賞作家の東山彰良さんをお招きしての読書講演会も開催されました。西日本新聞の塚崎謙太郎記者との対談形式。東山さんがこれまでの歩みや執筆活動、日常生活、趣味などについてユーモアにあふれた語り口でご紹介いただき、会場はとても盛り上がりました。25周年記念の図書館オリジナルバッグが販売されていたので私も購入しました。肩掛け・手持ちのどちらもOKで使いやすいですね。
このほかにも、粕屋地区身体障がい者福祉協会のグランドゴルフ▽フランソアグループ労働組合の定期大会▽中川区公民館落成式▽サンリブ古賀のイベント▽九州産業大学との官学連携による遺影撮影会▽劇団ダイコーンの稽古への参加▽久保区道路愛護での除草作業▽古賀市内外の皆さんの社交ダンスの交流パーティ▽第27回ふくおか県民文化祭2019特色ある県民文化祭事業「宮沢賢治の世界」――など多くの行事に参加させていただきました。ありがとうございました。
投稿者:【mayor2010】
2019年10月28日 17時07分
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Jリーグ・アビスパ福岡のキャプテン・鈴木惇選手と元日本代表・森本貴幸選手が古賀市へ!鈴木選手はお隣・新宮町の出身で福岡高校の同窓生(高校60回)でもあり、久々の再会。森本選手は当時のJリーグ史上最年少出場を果たし、イタリア・セリエAのカターニアでも活躍してきた皆さんご存知の方ですね。
23日、古賀市役所を訪問してくださり、アビスパ福岡のホームゲーム(11月16日、同24日)に古賀市内の小学生を招待していただけることになりました。あわせて、アビスパ福岡のフレンドリータウンとなることへのご要望をいただき、前向きに検討する考えをお伝えしました。アビスパ福岡とは既に古賀市の健康づくり地域交流フェスタで連携を図るなどしてきており、スポーツの振興と青少年の育成などの観点から意義あるものと考えています。また、国内屈指の技術を誇る板金加工会社ナダヨシさんが応援し、板金のサッカーボールを贈るなど古賀市内企業さんとのつながりも深いものがあります。
ちなみに、私は福岡県議時代にサッカー部にも所属し、アビスパ福岡の育成普及部長さんからご指導を受けていた経験もあります。
なお、ホームゲームにご招待いただいた件については、近く、古賀市内の小学校にチラシを配布し、具体的な応募方法などをお知らせします。
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恵あおぞら保育園(古賀市米多比)の新しい園舎が竣工し、22日に開かれた内覧会へ。和のテイストを基調に木のぬくもりが伝わり、空とつながっていることを実感できるなど快適に過ごせる素晴らしいつくりです。食事のスペースにも創意工夫が感じられ、照明カバーには増田桐箱店さんの製品も使われています。設計は野口直樹建築設計事務所さん。ちなみに色合いは私の好みのど真ん中です。
社会福祉法人未来福祉会さんの子どもを大切にする理念を実感できます。薄秀治理事長と幼稚園や保育園を取り巻く現況、保育士確保に向けた取り組みなどについて意見交換もさせていただき、感謝します。古賀市はチルドレン・ファーストでまちづくりを進めています!
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古賀市と糟屋郡、福岡市の子どもたちのタグラグビー体験イベントを粕屋町のかすやドームで22日に開催しました。福岡都市圏のスポーツ振興事業の一環。県ラグビーフットボール協会や宗像サニックスブルース、福岡大学ラグビー部の皆さんにご協力いただき、感謝します。
私は主催者として挨拶し、ラグビーW杯の盛り上がりや古賀市(粕屋地域)出身の福岡堅樹選手の活躍から学んだことを、これからの地域振興につなげていく大切さについても申し上げました。写真は箱田彰・粕屋町長と一緒に。W杯で高まった関心をこれからのラグビーの振興につなげていきたいですね。
投稿者:【mayor2010】
2019年10月25日 17時34分
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子ども・子育て支援条例の理念を広く伝えるため、地元高校生たちにリーフレットを作ってもらいました。16日、完成品のおひろめ会を開催し、青少年健全育成に関わる多くの皆さんにもご参加いただき、私からも高校生たちに感謝の気持ちを伝えました。
古賀市では、私が市長として「チルドレン・ファースト」を掲げ、子どもの「声」を市政運営につなげる取り組みを推進しています。今年制定した子ども・子育て支援条例は、私たち大人が子どもを大切にする責務はもちろん、「子どもが大切にすること」(第16条)を定め、子どもが自らを大切にし、自らの権利について考えることや、他人を思いやる気持ちを養い、他人の権利を尊重することなどをうたっています。こうした規定は珍しいと思います。
正直に言って、私たち大人は、私たちの地域社会のルールである様々な条例の内容について、これらを読み込み、その内容を認知し、生活しているでしょうか。法律や条例について政治や行政が作りっぱなしになっていないでしょうか。せっかく理念を掲げ、あるべき社会像に向かう決意をしても、市民の皆さまとこれを共有しなければ、あるべき社会像を実現するための「実践」につながりません。そこで今回、条例の主役である子どもはもちろん大人へも周知の実効性を高めるため、地元の古賀竟成館高校と県立玄界高校の生徒さんたちにリーフレットの作成を託すことにしました。
この日のおひろめ会で、生徒さんたちの成長を感じました。私はこのプロジェクトの第1回で、生徒さんたちに条例の意義を説明し、意見を交わす機会がありましたが、どういうリーフレットができるのか、想像もできませんでした。その後、生徒さんたちが議論を重ねる中で、条例の内容を分かりやすく、あらゆる立場の皆さんに伝えるにはどういった工夫が必要なのか、真剣に考え、作成してくれたことを実感しました。生徒さんたちからは「みんなで力を合わせて作ることができた。誰か一人が主導して作ったわけではない」「作成する過程で、自分が思っていることを他の人に伝えることができるようになった」「条例についてこれまで深く考えたことがなかったが、それが変わる契機になった」などの声。とてもうれしく思いました。高校生らしいアイデアが盛り込まれ、主権者意識が高まっている実感も抱けました。なんと似顔絵まで書いてもらえました!
子どもが変われば、大人が変わります。高校生たちが作ってくれたこのリーフレットは、すべての小中学校を通じて各ご家庭に配布するなど、子どもに関わる市民の皆さまにお届けします。子どもが自宅に持ち帰ることで、私たち大人も目にすることになります。ぜひご一読ください!
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児童館フェスティバルが22日、福岡市・天神のパサージュ広場で開催されました。古賀市からは古賀キッズブラスの皆さんが舞台に出演。演奏で盛り上げてくれました♪私も長谷川教育長と応援に駆けつけました。
古賀市には3つの児童館(千鳥、米多比、鹿部)があり、子どもたちが自由に学び、遊び、楽しく過ごしています。これからもチルドレン・ファーストのまちづくりを進めていきます!
投稿者:【mayor2010】
2019年10月24日 13時55分
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天皇陛下が即位を国内外に宣言される「即位礼正殿の儀」が22日、執り行われました。天皇皇后両陛下のご健勝と皇室の弥栄を心からお祈りし、御即位をお祝い申し上げます。 古賀市として市民の皆さまの祝意をお受けするため、奉祝の記帳所を25日まで設置しています。午前9時~午後5時、場所はリーパスプラザこが交流館1階フォーラムです。記帳は後日、宮内庁にお届けします。
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少し前の話題ですが、14日に古賀市として「月を観る会」をリーパスプラザこが交流館の屋上テラスで開催しました。
多くのご家族にご参加いただき、感謝します。子どもたちは月の満ち欠けの仕組みなどを学び、実際に天体望遠鏡で満月を観察。ミニコンサートも企画し、古賀市出身のシンガーソングライター、Yuzukiさんが歌と演奏を披露してくれました。Yuzukiさんの素敵な歌声が心地よく響きわたり、屋上テラスが優しさに包まれました♪
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20日の古賀市はスポーツの一日でした。
前回のブログで既に報告しているラグビーW杯・準々決勝の南アフリカ戦のパブリックビューイングや日本オープンゴルフ選手権の最終日だったことに加え、この日は朝から「市民健康スポーツの日」のイベントが開催され、様々な企画が展開されました。私は42.195キロをタスキリレーでつないで走破する企画に参加し、300メートルを全力疾走!かなりきつく、日ごろの運動不足と加齢を実感しました。また、コカ・コーラのスタッフさんにご指導に来ていただいたタグラグビーもとても盛り上がっていました。
さらに、古賀市子ども会育成会連合会のドッジボール大会も開催。私の子どものころはソフトボール大会でしたが、昨年から本格的にドッジボールに変更。市内各地域から多くの子どもたちがチームを作って参加し、白熱していました。私自身の思い出を振り返っても、校区を越えて子どもたちが交流できる機会はとても大切です。市子連の皆さんに感謝します。
ご尽力いただいた皆さん、お疲れ様でした!
投稿者:【mayor2010】
2019年10月23日 16時49分
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ラグビー日本代表の皆さんに心から感謝します。
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は20日の準々決勝で、初のベスト8に進出した日本が南アフリカと対戦。前半は古賀市出身の福岡堅樹選手の突破力も生かしながら果敢に攻め、互角に渡り合ったものの、後半に南アが地力を発揮し、3-26で敗れました。福岡選手の地元として、この試合もパブリックビューイング(PV)を開催し、みんなで大きな声援を送ることができました。試合終了後、惜しみない拍手が送られ続けました。
1次リーグから5試合目のPV。回を重ねるごとに人数が増え、ロシア戦で120人だったところ、南アフリカ戦は480人と4倍に。古賀市だけでなく、「福岡選手の地元で応援したい」と周辺の宗像市や福津市、糟屋郡、福岡市などからも集まっていただき、主催者として御礼を申し上げます。
W杯開幕前から、古賀市として福岡選手と日本代表を盛り上げていこうと様々に取り組み、開幕後の福岡選手の大活躍とチームの快進撃のおかげで、地方自治体としてとても貴重な得難い経験をさせていただきました。この日の試合後の挨拶でも申し上げましたが、古賀市としては決勝までW杯を盛り上げていきますし、来年の東京オリンピックの7人制ラグビーをめざす福岡選手を引き続き全力で応援していきます。
そして何より、このW杯で地方自治体として経験したこと、学んだことをこれからのまちづくりにしっかりつなげていくことが必要だと考えています。これからが、スポーツを政策につなげていく真価が問われると覚悟しています。
パブリックビューイング実施にあたり、古賀市内の多くの事業者の皆さんにご協賛いただきました。最後の南ア戦では、福岡選手の地元でもある青柳校区の農業者の皆さんから、卵やみかん、花、ニンジンジュース、米といった農産品を多くご提供いただきました。博多人形師の鶴田加奈子さんには、大会前からこの日に至るまで、福岡選手をはじめ日本代表の選手をモデルにした多くのラガードールを制作していただきました。さらには、来年の干支の置物もご協賛いただきました。
こうした大規模国際大会を契機として、地域の魅力を発信できる可能性の大きさも実感することができました。すべての皆さんに心から感謝を申し上げます。
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第84回日本オープンゴルフ選手権(スポーツ庁、福岡県、古賀市、新宮町など後援)が17日~20日の4日間、古賀ゴルフ・クラブで開催されました。歴史を積み重ねてきた日本最高峰の大会。国内屈指の難コースで熱戦が繰り広げられ、チャン・キム選手が最終ラウンドで前日までの8打差を逆転し、優勝しました。最終18番ホールのバーディーは本当に素晴らしかったです。目の前で観ることができ、ありがたく思います。
今大会も選手の皆さんの素晴らしいプレーを一目見ようと、市内外から多くのファンの皆さまがお越しいただいきました。私も大会顧問として、期間中何度も会場へ。昨年優勝の稲森佑貴選手、17歳の時に古賀ゴルフ・クラブで2位の成績を収めた石川遼選手、昨年賞金王の今平周吾選手の組のプレーを見ながら回るなどし、ゴルフの大会を現場で見るのは初めてで新鮮でした。
会場の18番ホール近くのギャラリープラザには、日本ゴルフ協会のご協力をいただき、古賀市の「食」の魅力をPRするブースを設けさせていただきました。
九州鶏すき学会の皆さんが、古賀の郷土料理「鶏すき」をアレンジした「鶏すきまん」を九州鶏すき学会の皆さんが特別に開発し、限定販売。さらに、古賀市料飲店組合▽ハーブの専門店ファルム▽グッド代行▽株式会社 恒盛商事▽ソイル・キッチン▽クルマ王VEHICLE▽七輪焼肉 炎牛▽古賀市観光協会――と多くの事業者の皆さまにご尽力いただきました。ニンジンジュースなどの特産品もずらりと並び、多くの皆さんに関心を持っていただくことができました。
大会後のレセプションでは、長崎武利・新宮町長とともに地元首長として挨拶させていただきました。大会の成功にご尽力いただき、古賀市にご配慮をいただいた日本ゴルフ協会の皆さま、古賀ゴルフ・クラブの皆さま、ご協力いただいた古賀市の事業者さまに心から感謝を申し上げます。
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防火・防災技術の向上をめざし、粕屋北部地区防災協会による古賀・新宮両市町内の事業所さんの訓練競技会が18日に開催されました。古賀市役所チームも複数出場し、消火器競技の女性部門で2位に入るなど健闘。防災体制は公だけでは成り立ちません。すべての事業所の皆さんのご尽力に感謝します。
投稿者:【mayor2010】
2019年10月21日 13時52分
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第84回日本オープンゴルフ選手権が17日、古賀市の古賀ゴルフ・クラブで始まりました。20日までの4日間、歴史を積み重ねてきた日本最高峰の大会で熱戦が繰り広げられます。今大会も素晴らしいプレーを一目見ようと、市内外から多くのファンの皆さまがお越しいただけると期待しており、古賀市の魅力もしっかりと発信していきます。
私は開幕前日の16日も古賀ゴルフ・クラブへ。古賀中2年生と一緒に、出場選手の皆さんの練習風景や、大会を中継するNHKが特設した報道拠点などを見学させていただきました。生徒の皆さんは古賀ゴルフ・クラブから最寄りのJRししぶ駅までの道沿いの清掃活動も行ってくれました。
また、古賀市薦野のプロゴルファー、阿部剛丈選手を激励しました。小野小学校、古賀東中学校の卒業生です。大会にはオーストラリアのアダム・スコット選手や誰もが知る石川遼選手ら120人が出場予定。ふるさとでの活躍を期待しています。
ラグビーW杯の福岡堅樹選手の大活躍をはじめスポーツ盛りだくさんの古賀市。日本オープンもしっかりと盛り上げていきますので、応援よろしくお願いします!
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九州市長会の総会が10~11日、佐世保市で開催されました。
始まる前には佐世保独楽を体験し、長崎県の様々な特産品も入手。総会では、市長会として国への政策要望を取りまとめました。また、各地の市長の先輩方と意見交換もでき、有意義でした。
年2回の九州市長会総会ですが、来年5月は福岡県飯塚市で開催されます。片峯誠市長が次期開催地として挨拶。福岡県の各市で支えていくための心あわせもできました。
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13日は朝から久保区、鹿部区、古賀北区で運動会が開催され、各地を回り、挨拶をさせていただきました。地域の防災力を高めていくうえでも、こうした自治会単位の行事は近隣の住民の皆さま同士の人間関係の構築につながり、とても重要です。
さらに、芸術文化の祭典へ。主催者としての挨拶では、「芸術作品の創作と観賞は人と人とのコミュニケーションを生む原点であり、自治会活動同様、地域の絆を深める営みとして、高い価値がある」と、文化の可能性の大きさについて申し上げました。舞台や展示の会場では、市民の皆さまの各分野の素晴らしい作品を楽しむことができました。「古賀の宝」コーナーには、古賀市出身の漫画家くらのさんの原画の展示も。この祭典が、さまざまな年代が芸術文化に興味を持つきっかけになるとうれしいですね。
投稿者:【mayor2010】
2019年10月17日 12時20分
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台風19号により東日本で大規模な災害が発生しています。お亡くなりになられた皆さまのご冥福をお祈りし、被災された皆さまにお見舞いを申し上げます。
災害がいつどこで起きるか分からない中、地方自治体の長として常に危機管理を意識していますが、メディアの報道やSNSによる発信などから伝わる被災地の現状に、とても心が痛みます。記者時代の豪雨や地震の被災地取材の経験を生かし、県議時代から強い意識を持ってきた地域防災力の強化に、市長としても引き続きしっかり取り組んでいきます。
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ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会で、1次リーグA組の日本は13日の最終戦でスコットランドに28-21で勝利し、4戦全勝でA組首位となり、初の決勝トーナメント進出を決めました。古賀市出身の福岡堅樹選手(WTB)はこのW杯で初めて先発し、自身の持ち味を存分に生かしての2トライや同じWTBの松島幸太朗選手への見事なパスなどで大活躍。勝利に大きく貢献しました。
古賀市でもパブリックビューイングを開催しました。市内外から集まってくださった前回の300人をさらに上回る420人の皆さんと一緒に、福岡選手と日本代表に声援を送りました。福岡選手のアイルランド戦、サモア戦に続く、3試合連続のトライなどに大きな歓声が上がり、とても盛り上がりました。主催者として心から感謝します。
台風19号による東日本を中心とした災害の発生について、パブリックビューイングの中で私から来場者の皆さまに説明をしたうえで、市と市教育委員会として義援金をお願いさせていただきました。
キックオフ前には、今夏に「栄光へのノーサイド」を出版した作家で映画プロデューサーの増田久雄さんとトークイベントを開催しました。増田さんは高校時代に石原裕次郎さんと出会い、石原プロモーションで映画製作に関わったのち、フリーとして「ラヂオの時間」をはじめ多くの映画を手掛けるなどしてこられました。特別ゲストとしてご来場いただき、心から感謝いたします。
古賀市では、決勝トーナメントもパブリックビューイングを開催します。次戦は20日(日)19時15分から南アフリカとの準々決勝。引き続き、みんなで応援していきましょう!
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私は県議時代から全国の政治家の皆さんとのネットワークづくりを意識しています。そうした活動の一環として、超党派の全国青年都道府県議会議員の会にも参加していました。そのご縁で、同会で一緒だった有志の皆さんが8日、古賀市を視察してくださいました。古賀市の魅力を全国に発信できることに感謝します。
視察では、今年度、行政としては先駆的にフリーアドレスデスクを導入した上下水道課を星野課長とともに案内。九州産業大学との官学連携によるリノベーションによって市民の皆さまに快適さを実感していただける明るい窓口を実現したこと、職員が固定の席を持たず、日々席が変わることで生まれるコミュニケーションの活性化・働き方改革などのメリットを説明しました。とても関心を持っていただき、うれしく思います。新たに「水の特命大使」を創設したねらいや、大使に就任していただいたボートレーサーの小野生奈さんの活動についても紹介しました。
その後、市長応接室で私の市政運営の基本理念と具体的な政策の取り組み、特に古賀市の魅力を伝えていくための情報発信の強化も説明しました。さまざまなテーマで質問をいただき、充実した意見交換ができました。
政治家としての全国ネットワークをまちづくりに生かしていくことは、私の重要な公約でもあります。今後も多くの皆さまと積極的に交流を図っていきます。
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私の母校・花鶴小学校区でも通学合宿が開催されました。これまで古賀市では8小学校のうち青柳、小野、古賀西の3校区で通学合宿が実施されてきましたが、今年度は新たに花鶴が加わりました。
校区内の古賀東区の子どもたちが力丸さんをはじめ地域の皆さまに支えられ、楽しみながら頑張っていました。私が訪ねた9日の夕方は福岡女学院看護大学の学生さんたちもボランティアで参加し、みんなで夕食の準備に取り組んでいました。こうした機会をつくってくださっている皆さまに心から感謝します。
投稿者:【mayor2010】
2019年10月16日 15時03分
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古賀西小学校区の通学合宿におじゃましました。5日から始まり、開所式で子どもたちを激励しました。5日間、小学4年生~6年生の子どもたちが鹿部区公民館で力を合わせ、寝食を共にし、学校に通い、家族のように生活をします。責任感と自立性が育まれるとても意義ある取り組みです。
最終日前日の8日夕方にも再度訪問しました。私は宿題を頑張っている子どもたちに算数を教えました。単元は分数の加減算、ポイントは通分ですね。この日の夕食はカレーで食欲をそそるにおいが漂ってきました。サポートしている地元の皆さんの話では、夜、地域のご家庭を訪ねてお風呂を借りる「もらい湯」も多くの皆さんが協力してくださり、子どもたちはとても喜んでいたそうです。
私は市長就任後の所信表明で、「地域の公民館で集団生活を経験する『通学合宿』など地域が一体となって子どもの『生きる力』を伸ばす取組を応援していきます」と申し上げています。今回も現場を訪ね、地域の皆さんに支えられ、子どもたちが貴重な経験を積むことができていることをあらためて実感できました。ご尽力いただいた古賀西校区コミュニティ協議会の皆さまに感謝します。
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中華民国(台湾)108年国慶節の祝賀レセプションが4日、福岡市内で開催され、古賀市長としてお招きいただきました。九州・山口を担当エリアとする台北駐福岡経済文化弁事処(総領事館に相当)の陳忠正処長には、私の市長就任後に何度も古賀市を訪問していただいており、古賀市と台湾の交流促進を図ってきています。
レセプションでは、台湾貿易センター台北本部の黄志芳会長(元外交部長=外務大臣)のビデオメッセージが流され、黄会長が3月に古賀市のあまおう農家さんを訪ねた様子も盛り込まれていました。うれしいですね。
最近もプロゴルファーをめざす高校生や大学生、音楽訪問団など多くの台湾の皆さんが古賀市を訪れ、その魅力を実感していただいています。引き続き、台湾をはじめとする様々な国・地域との国際交流に取り組んでいきます。
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秋は地域行事をはじめさまざまなイベントが満載です。先週末も各地を回らせていただきました。
サンコスモ古賀で開催された「健康福祉まつり」は多くの皆さんでにぎわいました。私もできる限り多くのブースを回り、いろいろな体験で学びを深めることができました。健康と福祉は古賀市のまちづくりの最重要テーマのひとつ。市民の皆さまとともにしっかりと取り組みを進めていきます。
青柳・五所八幡宮の放生会では、青柳や町川原をはじめ地元の多くの皆さんと楽しく話ができました。消防団の皆さんもお疲れ様でした。放生会にあわせて開催される奉納剣道大会は地元の青柳少年剣道クラブが優勝。おめでとうございます!
このほかにも、古賀市を含む粕屋地区の防犯協会長として参加した「安全・安心まちづくり県民の集い」では、古賀南区の安全・安心パトロール隊の皆さまが功労団体として表彰されました。花見あおぞら保育園の運動会や舞の里1区の秋祭りも盛り上がっていました。皆さま、お疲れ様でした!
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「天皇陛下御即位奉祝福岡県民の集い」が6日に福岡市内で開催され、古賀市長として参加しました。小川洋知事や栗原渉県議会議長をはじめ県内政財界や在福岡の総領事館の皆さま、県民の皆さまとともに、天皇皇后両陛下のご健勝と皇室の弥栄を心からお祈りし、御即位をお祝い申し上げました。
古賀市では10月22日の「即位礼正殿の儀」に際し、市民の皆さまの祝意をお受けするため、奉祝の記帳所を設置します。記帳は後日、宮内庁にお届けします。
期間:10月19日(土)~20日(日)、22日(火)~25日(金)
時間:午前9時~午後5時
場所:リーパスプラザこが交流館1階フォーラム
問い合わせ:総務課政策法務係(092-942-1112)
投稿者:【mayor2010】
2019年10月09日 14時42分
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ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会で、1次リーグA組の日本は5日の第3戦でサモアと対戦し、38-19で勝利しました。古賀市出身の福岡堅樹選手(WTB)は前回アイルランド戦に続いて後半から途中出場し、見事に2試合連続のトライを決め、勝利に大きく貢献しました。
日本はA組首位に立っており、W杯初の決勝トーナメント進出(8強入り)に「王手」と評される状況になっています。
古賀市としてこの試合もパブリックビューイングを開催しました。観客は前々回ロシア戦の120人から前回アイルランド戦は190人に増えていたところ、今回のサモア戦はさらに関心が高まり、古賀市だけでなく宗像市・福津市・糟屋郡など周辺から約300人の皆さんが集まってくださいました。福岡選手のご両親とともに、古賀から大きな声援をスタジアムの日本代表に届けることができ、主催者として大変ありがたく思います。
アイルランド戦の大金星以来、メディアの注目もさらに高まっており、取材の機会も増えています。新聞・通信社はもちろん複数のテレビ局が取材してくださり、全国ネットでの報道も目立っています。
会場には、新たな「必勝アイテム」も登場。福岡選手をモデルにしたラガードールを手掛けてくださった博多人形師の鶴田加奈子さんが、新たにリーチ・マイケル選手などのラガードールを制作してくださり、テレビの下に展示しました!
キックオフ前には福岡選手の父・綱二郎さんと私でトークイベントを開催。福岡選手がラグビーを始めたきっかけや地域で育ってきた生い立ち、文武両道を実践する秘訣などのエピソードを教えていただきました。
ハーフタイム中には、恒例となった地元事業者さんにご協力いただいている抽選会で盛り上がりました。ご協賛に心から感謝します。
古賀市では13日の1次リーグ最終戦・スコットランド戦もパブリックビューイングを開催します。台風19号の動向が気になるところですが、引き続き、みんなで力を合わせ、全力で福岡選手と日本代表を応援していきましょう!
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今月17日から古賀市の古賀ゴルフ・クラブで開催される日本オープンゴルフ選手権に、古賀市薦野のプロゴルファー、阿部剛丈選手が出場します。3日、阿部選手が市役所を訪問してくださいました。小野小学校、古賀東中学校の卒業生です。
大会にはオーストラリアのアダム・スコット選手や誰もが知る石川遼選手ら約120人が出場予定。ふるさとでの活躍を期待しています。
皆さん、応援よろしくお願いいたします!古賀市は日本オープンもしっかりと盛り上げていきます!
投稿者:【mayor2010】
2019年10月07日 15時47分
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毎月恒例となった小中学校でのランチミーティング(給食訪問)。9月26日のお昼は小野小学校を訪問し、6年2組の子どもたちと一緒に給食を美味しくいただきました。この日のメニューは、麻婆豆腐、揚げ餃子、海藻サラダ。
その後、私から税の意義と役割への意識につながるよう話をしました。もちろん開催中のラグビーW杯に触れ、日本代表の福岡堅樹選手を応援しようと呼びかけも。福岡選手がモデルのラガードールとサイン入りボールも持参し、みんなに見てもらいました。
私は市長就任当初から、子どもたちの感性を市政に生かしていくことを意識しています。そして、主権者教育の推進は私の公約。政治が私たちの暮らしに直結していることを理解し、日常的に関心を持ってもらうことが主権者意識を涵養すると信じ、取り組みを進めています。
その一環として、令和4(2022)年度から10年間の自治体経営の指針となる「総合計画」の策定に生かすため、この夏休みに、市内の小学6年生と中学3年生を中心に「古賀市の未来」をテーマに提案を書いてもらいました。
1200人を超える多くの提案が寄せられ、私は全てを読ませてもらいました。タイトなスケジュールの中での読破はなかなかタフな取り組みでしたが、やはり、子どもたちの現場実感が込められた文章の数々に感心しました。ご協力いただき、ありがとうございました!
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福岡県市長会が2日、筑紫野市で開催されました。
他の市長の皆さんから、ラグビーW杯と福岡堅樹選手の大活躍の話題を振っていただきました。新聞やテレビで古賀市のパブリックビューイングが報じられ、多くの皆さんに強く印象付けられているようです。ありがたく思います。
私は県内では最も若い市長なので、会長の井上澄和・春日市長や藤田陽三・筑紫野市長をはじめ県議の先輩方など皆さんとの交流は、市政を運営していくうえでとても参考になります。都市財政の拡充や地域防災体制の強化、学校教育の充実などの国や県への要望に関する議案を審議し、可決。今後も県内各市の皆さんと連携して取り組んでまいります。
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さあ、ラグビーW杯で日本は5日(土)19時30分から、1次リーグ3戦目のサモア戦に臨みます。古賀市出身の福岡堅樹選手もメンバーに登録されました。古賀市では、サモア戦もパブリックビューイングをリーパスプラザこがで開催します。みんなで日本代表を応援しましょう!
投稿者:【mayor2010】
2019年10月04日 13時59分
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東京オリンピックに向けて、古賀市と福津市は合同でルーマニアのホストタウンとなり、柔道選手団の事前キャンプを受け入れています。これを好機ととらえ、国際交流と多文化共生の取り組みを推進していきたいと考えています。
9月24日に上京し、ルーマニア大使館を訪問しました。地元の宮内秀樹衆議院議員にご協力いただき、原﨑智仁・福津市長とともにヨシペル・タティアナ大使と会談。今後の交流促進に弾みが着く重要な機会になりました。
私からは7月のルーマニア訪問を報告しました。特に同国オリンピック委員会のミハイ・コバリュウ会長やコズミン・グシャ柔道連盟会長らとの会談について、その際の同国側からの提案を中心にお伝えしました。大使にはとても関心を持っていただけました。
また、今後、古賀市と福津市で計画するイベントについてアドバイスもいただきました。オリンピック後の交流のあり方についても話ができました。ありがとうございました!
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古賀市商工会の商工振興委員の皆さまが9月25日に市役所を訪ねてきてくださり、私から商工・観光に関わる政策を中心に説明させていただきました。特に「商」機能の強化を打ち出しているJR古賀駅周辺の再開発や、観光・物産・情報発信の拠点形成に向けた取り組みについて申し上げました。引き続き、こうした機会を大切にしていきます。
また、この日の夜は、県議時代からお世話になっている栗原渉県議会議長の就任祝賀会へ。多くの県政関係者の皆さんと交流させていただきました。古賀市のまちづくりを進めていくためには、県のご理解とご協力が不可欠。しっかりと連携してまいります。
投稿者:【mayor2010】
2019年10月02日 10時25分
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本日、令和2(2020)年度の当初予算編成を本格的にスタートするに当たり、古賀市として初めて、その基本方針となる「市長メッセージ」を公表しました。もちろん私が自ら執筆しています。あわせて「中期財政見通し」も明らかにしました。これも初めてとなります。これらは、私の公約である「予算編成の見える化」の具体的な実践です。予算編成はまちづくりそのものであり、自治体経営の最も重要な営みだからこそ、市長としてこうした取り組みを推進しています。
公表に先立ち、市の管理職を対象とする説明会を開催し、私から市長メッセージに基づき、予算編成に向けて意識すべきことを伝えました。また、財政課の企画で、対話で結論を導く自治体経営シミュレーション(SIMULATION2030)を職員が体験しました。
予算編成の見える化の取り組みとしては、就任直後、新たに「持続可能な都市に向けた経営方針」を策定。公約を踏まえたビジョンを公表し、今年度当初予算もこの経営方針との関連が分かるよう、初めて概要版を作成しました。市の公式HPで公開するとともに対話集会などでも活用し、市民の皆さまと共有しています。今回の市長メッセージと中期財政見通しの公表は、こうした取り組みの延長線上にあります。
市長メッセージでは、中期財政見通しの内容を踏まえ、市の財政状況が社会保障経費の増加などから厳しくなりつつあり、収支改善を意識しなければならないことを強調しています。そして、そうした状況だからこそ、長期的な視点に立った主体的、能動的で意欲的な取組に基づく自治体経営が求められ、委縮してはならないとの考えを示しました。そのうえで、新たな財源確保の検討、クラウドファンディングや市の実質負担ゼロ事業の検討も求めています。令和4(2022)年度から10年間の第5次古賀市総合計画の策定を意識することやその策定過程でSDGsの視点を取り入れること、新たな時代の変化に対応するためにSociety5.0の実現、AIの活用、RPAの導入の検討についても言及しました。新たなアイデアの創出、情報発信の強化、議会や市民の皆さまからのご意見ご要望を振り返ることの重要性についても触れています。
以下、市長メッセージの全文をお示しします。これに関連する「令和2年度予算編成方針」と「中期財政見通し」については、古賀市HPにデータを公開していますのであわせてご参照ください。(
こちら)
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令和2年度当初予算編成のスタートにあたって(市長メッセージ)
令和元年10月1日
古賀市長 田辺一城
令和2(2020)年度の当初予算編成を始めるにあたり、市長としての基本方針を市幹部はじめ市職員はもとより、市議会の皆さま、市民の皆さまに明らかにすることにしました。古賀市として初めての取組になります。これは、まちづくりは行政だけでなく、議会、市民の皆さまとともに進めていくべきとの考えが根底にあります。そして、この「オール古賀」の理念に基づき、私の公約である「予算編成の見える化」を実践するための重要な手法として、まずは基本方針を以下に示します。市幹部はじめ市職員におかれては、基本方針を強く念頭に置き、当初予算に盛り込む各種施策(事業)について検討してもらいたいと思います。
1 市長公約及び所信表明を意識すること
私が平成30(2018)年11月の市長選に向けて作成したリーフレットや選挙公報並びに平成31年1月に発表した所信表明に記載している理念や政策をはじめとする内容をあらためて確認のうえ、その実現に向けて施策を検討してもらいたい。また、施策を立案、説明する際は、できる限りこれらとの関連を意識すること。
2 「持続可能な都市に向けた経営方針」を意識すること
各種施策を立案する際、私が市長就任後に、公約を踏まえ、庁内での検討を経て打ち出した「持続可能な都市に向けた経営方針」を念頭に置くこと。本経営方針は第4次古賀市総合振興計画の基本目標の達成とこれからの市政運営に向けて策定したものであることに留意すること。私たちがそれぞれ、古賀市にどのような課題があると認識し、その解決のために、この経営方針に示された「産業力」「子ども」「健康・安心」「市民生活を支える基盤」のどこに位置付けられる施策に取り組み、持続可能な地域社会につなげようとしているのか。こうした検討の際、例えば、「産業力×健康」といった掛け算の発想で新たな施策を構築し、相乗効果を上げることも歓迎する。
3 次期総合計画の策定を意識すること
令和4(2022)年度から10年間を期間とする第5次古賀市総合計画について、既に令和元年5月に策定方針を示したところであるが、残り2年となった現計画の成果と課題を捉え、次期計画におけるあり方も意識しながら、各種施策を展開することが求められる。次期計画は、中長期的な視点に立った「基本構想」と、実効性・弾力性・即応性を備えた「アクションプラン」の2層構造からなり、特にアクションプランは毎年度ローリング方式で見直すことを前提としているため、行政の継続性を担保した計画の円滑な移行をめざし、令和2年度からこの構造を意識しておくことが肝要である。また、次期計画の策定過程ではSDGs(Sustainable Development Goals)の視点を取り入れることにしていることも重要である。
あわせて、令和2年度からの第2期の古賀市まち・ひと・しごと創生総合戦略の策定に向け、現在検証を進めているところだが、その内容も十分に踏まえなければならない。
4 長期的な視点で、まちづくり全体を意識すること
今回、古賀市として初めて予算編成方針と併せて中期財政見通しを公表した。その内容からも明らかなように、市の財政状況は、社会保障経費をはじめとした義務的経費の増加などから厳しくなりつつあり、今後、少子化や超高齢社会化がさらに進み、全国的な傾向である人口減少の影響を受けることにもなる。これらを踏まえ、収支改善を強く意識しなければならない。
こうした状況にあるからこそ、長期的な視点に立った主体的、能動的で意欲的な取組に基づく自治体経営が求められ、委縮してはならないと考える。令和元年度は都市計画マスタープランの改訂作業を行っており、その内容はまちの特性をさらに引き出すことをめざしている。農業・商業・工業の強みを生かすため、JR古賀駅周辺の再開発を「商」機能を付与したにぎわいの空間づくりをベースに推進し、土地利用転換による企業立地の拡大、地産地消の拠点であるコスモス館の機能強化や土地改良による基盤整備の促進に着手しており、産業振興策を積極的に図ることで古賀市における経済活動の活性化と雇用拡大、定住促進の実現に向けて動き出している。令和2年度には利便性の高い公共交通をめざし、地域公共交通網形成計画を策定する。福岡空港の離発着数の増加や予定されている滑走路の二重化を踏まえ、インバウンドの増大をめざした観光施策の推進も図っていく必要がある。薬王寺温泉や唐津街道・青柳宿をはじめとする観光資源の魅力向上、保存だけでなく「活用」を意識すべき段階に入った船原古墳を生かす取組の推進に向け、新たな施策に着手したい。
古賀市のまちづくりの特長は「人を大切にする」ことであり、その関連施策の推進は長期的な人口の維持に寄与する。全小中学校・学年における原則35人以下学級をはじめとする「教育立市こが」の施策推進、子ども・子育て支援、障がい者福祉の充実、全世代型の健康づくり、医療・介護体制、地域における相互扶助の強化に、これまで以上に取り組んでいくことが重要である。政治的・社会的に様々な分野で「分断」が指摘されている昨今、LGBT関連施策の推進をはじめ人権にかかわる取組に一層力を入れて取り組んでいくことも地方自治体に求められている。
公共施設等総合管理計画に基づき令和2年度に策定する個別施設計画において、公共施設の統廃合にひるまず取り組む。行政実務における業務効率や生産性の向上を図るため、AI(Artificial Intelligence)の活用やRPA(Robotic Process Automation)の導入を検討する必要もある。
令和2(2020)年は東京オリンピック・パラリンピックが開催される。古賀市は福津市とともにルーマニアのホストタウンであり、国際交流と多文化共生を推進する好機と位置付けている。国際化が急速に進み、一昔前と異なり、当たり前に多国籍の人が共存する環境になっている。日常的に、できる限り多くの国の人々と市民が交流できる機会の創出、地域社会で外国籍の住民が共生できる仕組みの構築に取り組んでいく必要がある。
これらのことは、古賀市単独で取り組むことで成果が見込まれるものもあれば、周辺自治体と連携することで効果を発揮できるものもある。広域連携による施策の推進も検討する必要がある。
新たな時代の変化に柔軟かつ的確に対応するため、Society5.0の実現やSDGsの目標達成に向けた視点をすべての施策において意識することも重要である。
こうしたことも踏まえ、様々な課題に真摯に向き合い、スピード感をもって、着実に取り組むことで、長期的に持続可能なまちづくりが実現できるとの認識を共有し、各種施策を展開していかなければならない。
5 アイデアを出し、古賀市の魅力を引き出す情報発信を意識すること
古賀市は、全国的な知名度は高くないことをあらためて認識する必要がある。SNSなどによる市独自の発信はもちろん、メディアなどで様々な取組が断続的に報じられることにより、イメージ向上を図ることができる。そのためには、アイデアを出して施策を展開し、意識的に情報を発信していくことが求められる。市役所には、外に向かって発信しにくい「縁の下の力持ち」の仕事が多いことは理解しているが、外に向かって発信しやすい分野は、特にこれを意識してもらいたい。
令和元(2019)年度までの取組で報道されたものでも、▽10連休の際の古賀市独自の「特別休日保育」の実施▽庁舎へのフリーアドレス導入や「水の特命大使」の新設▽令和改元の際の婚姻届提出へのお祝い企画▽ラグビーワールドカップやバスケットボールワールドカップに向けた古賀市出身者の応援をきっかけとした様々な取組▽「立花宗茂と誾千代」のNHK大河ドラマ招致活動への参画――をはじめとして発想と工夫によって古賀市をPRできるものが多々あった。単独の施策でも、古賀市全体の認知度とイメージ向上に寄与できることを意識したい。
6 新たな財源の確保に向けた検討を行うこと
厳しい財政状況になりつつある中でも積極的な行政運営を行うためには、新たな財源確保の手段を検討する必要がある。クラウドファンディングや企業版ふるさと納税の活用、さらには市が有する既存の人材や情報・ネットワーク、民間企業の知見等を活かし、市の実質負担額“ゼロ”で事業を推進し、行政課題の解決や市民ニーズへの対応を図る手法などを検討するとともに、税収確保のためあらゆる角度から検討を行い、国・県その他の補助金や交付金の活用についても積極的に推進すること。
7 市議会からの指摘・提案を振り返ること
市民の負託を受けた市議会議員の皆さまからの指摘・提案は重い。地方自治は二元代表制であることをあらためて自覚し、これまでの本会議や委員会での議論を振り返り、有意な提案については施策に反映させることを検討する。
8 市民の皆さまからの意見・要望を振り返ること
私は市民の皆さまとの「対話と交流」を実践し、市政を運営している。市長就任後、対話集会やタウンミーティングを重ね、意見募集も積極的に実施するなど、市民の皆さまの「声」を意思決定や政策遂行に反映させることを常に意識している。こうしたことを踏まえ、施策の立案に努めてほしい。
投稿者:【mayor2010】
2019年10月01日 17時04分
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