古賀市では、家庭から排出される庭木の剪定枝及び樹木を、集団で回収した団体に対して奨励金を出しており、今年度最初の回収作業となった舞の里4、5丁目区の作業状況を、木下市民部長と一緒に視察しました。
朝9時前から、回収場所である舞の里小学校に、住民の方が次々と車で訪れていました。自治会の方たちの誘導に従って持ち込まれた庭木が、収集業者のパッカー車で回収されていました。また、高齢者宅や車がなく搬出できない人たちのために、軽トラックで巡回して回収するなどの配慮をされているようで、地域住民の絆と連携がしっかりされているなぁ、と感心しました。
トランクいっぱいに積み込んで来られた住民の方は「これまでは自分で枝を小さく切るなどしてから、燃えるごみとして袋に詰めて出していましたが、ごみの減量に貢献でき、リサイクルにも役立つことを知りました。庭木の処分は結構な量になっていたのでとても助かります」と話されていました。
古賀市剪定枝等集団回収支援事業は、平成23年度からスタートしたもので、廃棄物の減量及び再利用を促進するのが目的です。対象は市内の自治会もしくは校区コミュニティの団体とし、1団体につき年4回までとなっています。事前に市環境課ごみ対策係への申し込みが必要となり、回収された剪定枝などは、チップ化して堆肥として再利用されています。昨年度の実績は、3回実施され、7.8トンが回収されました。
今後もごみ減量の促進を含め循環型環境社会の形成に向け、古賀市に適した廃棄物処理のあり方を調査、研究していきます。
投稿者:【mayor2010】
2012年05月21日 15時06分