第20回環境自治体会議かつやま会議が、3日間の日程で福井県勝山市の市民会館などで開催され、全国の加盟自治体が参加しました。私も環境課長と一緒に出席しました。今回のテーマは「恐竜の時代から未来へつなぐ豊かな自然と環境」。勝山市民会館で行われた全体会には、各自治体の首長や担当職員、研究者、市民ら約750人が参加しました。
環境自治体会議は、全国の自治体を対象に、環境自治体の実現をめざして相互の連携を図るため、1992年に発足され、現在53団体が加盟しており、古賀市は2002年度から参加しています。
開会宣言後、開催地の山岸・勝山市長が「本市は世界で9番目にクリーンなまちとして、米経済誌に評価されました。今後は、市全体を屋根のない博物館として、国史跡白山平泉寺などの文化・歴史資産を保全・活用する一方、遺産の再発見につなげ、将来にわたって市民が誇りを持って次世代につなげるエコミュージアム構想や恐竜化石のまちのブランドを生かしながら、自然と人間が共生する環境にやさしいまちづくりを推進します」と話されました。
初日のパネルディスカッションでは、パネラーの岐阜県多治見市の方が、「日本一暑いまち」を売りに、観光客誘致や熱中症対策、市民によるゴーヤのグリーンカーテン、再利用でのクールアイランドタイル・道路舗装、クールアイスデーを設けた打ち水やドライミスト導入などを紹介されました。
2日目からの分科会では、福井県の「『1市町1エネおこし』による省エネ事業の促進」など、各先進自治体の環境対策施策取り組みの事例や子どもたちに向けた環境教育、まちづくりなど、幅広い分野で「持続可能な社会」の実現に向けた議論がなされました。
交流会では、地元の伝統文化「勝山左義長ばやし」の勇壮な演技が披露され、白山平泉寺や福井県立恐竜博物館などを見学する時間もありました。歴史的な町並みや各自治体の取り組みなど、幅広い情報を得ることができ、今後の市政運営に役立てていきたいと考えています。
投稿者:【mayor2010】
2012年05月31日 16時36分