「第32回古賀市同和問題を考える市民の夕べ」がリーパスプラザで開かれました。古賀市社会「同和」推進協議会をはじめとする関係機関・団体や市民の皆さんの日頃のご協力により、今年も「市民の夕べ」が開催できたことは、大変意義深いものであると思います。
市民の夕べでは、古賀市社会「同和」教育推進協議会による群読「ひらがなにっき」が披露された後、山田洋次監督の松竹映画「学校」の、主人公のモデルとなった松崎運之助さんが、「命の光を大きく輝かせるために~私の夜間中学校教師体験記」のテーマで講演され、その中で「教育は、今まで知らなかったことを知るよろこびにあふれています。さまざまな理由で、学校で学べなかった人たちは、枠にはまらない豊かな感性を持っています。そのことを、私は夜間中学校で学びました」と話されました。
今、私たちには、同和問題の取り組みを、人権にかかわるあらゆる問題の解決につなげていくという、広がりと深まりのある人権施策の展開が求められています。今後も課題解決に向けて問題の背景を理解し、十分な分析を行うとともに、的確な施策と地道な取り組みが必要です。皆さんの協力なしでは人権が尊重されたまちづくりの実現はありえません。皆さんとともに支えあう「いのち輝くまちづくり」を、行政と市民が一体となって進めていくためにも、今後とも多くの市民の皆さんのご理解とご協力をお願いいたします。
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8月4日13時30分から、古賀市役所第2庁舎5階大会議室で、第1回みんなの人権セミナーの開催いたします。NPO法人はぁとスペース代表の山本美也子さんを迎え、「思いやりで社会を変える~飲酒運転撲滅への願い」というテーマで、お話をしていただきます。市民の皆さんもご参加ください。
投稿者:【mayor2010】
2012年07月10日 13時22分