梅雨明け前日の22日、古賀市米多比の山間部の奥地にある不入谷(いらんたん)で、米多比区の伝統行事である「そうめん流し」にお招きいただきました。この日も30度を超える暑い一日でしたが、緑と渓谷の自然に囲まれた中で、清流をそのまま生かして流れてくるそうめんの味覚は風情と相まって格別でした。
このそうめん流しは、米多比区の夏の風物詩にもなっているようで、不入谷を流れる小川に、雨どいをつなぎ合わせ、材木を支えにするなど、約40メートルのそうめん流し台を利用しています。この日は300人を超える多くの住民が参加されたそうで、55キロのそうめんに舌鼓を打ちました。楢橋俊雄区長は「今回で45回目になります。米多比でも最近は新しい人も増えてきたので、このような機会で絆を深めています」と話されていました。
参加した子どもたちは、足元を流れる小川に足首ほどまでつかりながら、流れてくるそうめんを箸ですくい上げ、口いっぱいにほおばっていました。子どもたちの「おいしい」や「つめたい」といった元気な声や、満面の笑顔が印象的でした。このような地域での取り組みは、準備も大変だったと思います。地域の皆さんが、毎年楽しみにしている伝統行事があることは、とてもすばらしいことだと思います。この古賀の自然の豊かさを改めて実感できる行事が、参加した子どもたちに引き継がれていくことを期待しております。
投稿者:【mayor2010】
2012年07月26日 16時24分