台風21号の影響で順延になっていた第111回九州市長会総会が11月7日~8日の2日間、沖縄県宮古島市で開催されました。今回は118市のうち74市から参加がありました。
総会では、開催市の下地敏彦・宮古島市長が「宮古島は毎年国際的規模のイベントである全日本トライアスロン宮古島大会、プロ野球のキャンプ、各種スポーツ大会の誘致などを行っており、“スポーツアイランド”として、オンリーワンをめざしている。皆さんにもぜひ、宮古島の魅力を知って欲しい」とあいさつされました。九州市長会会長の釘宮磐・大分市長は「尖閣問題など中国とは厳しい状況にあるが、こうした難局を乗り越えていくため、“九州は一つ”を合言葉に、九州市長会が全国の先頭に立って行きたい」と話されました。各県市長会から提出された15議案が承認され、全国市長会に提出する5議案については正副会長及び議長に一任されました。
2日目は、宮古島市内の視察として地下ダム資料館を見学しました。宮古島では地下水を守ることと環境作りのため、「エコアイランド宮古島」を宣言されているそうです。初日の総会の前には、特別報告会として「小さな宮古島の100年後の“命の水”と“食”を守るプロジェクト」をテーマに、県立宮古総合実業高校の生徒さんに地下水の保全に関する研究活動を発表していただきました。
また、資料館見学後は、宮古島の最東端にある東平安名崎(ひがしへんなざき)を訪れました。日本百景の一つに数えられる代表的な観光地で、太平洋と東シナ海を一望できる雄大な景色は絶景でした。
この他にも宮古島にはサンゴ礁が住む青い海、陸地にはさとうきび畑が広がり、マンゴーの生産も盛んでした。沖縄本島とも異なる宮古方言、総会後の懇親会で披露していただいた上区の獅子舞など、独特の島文化が息づいていました。
島文化を絶やさず、さらにスポーツアイランド、エコアイランドとしてのすばらしいまちづくりを今後の参考にさせていただきたいと思います。開催にあたり、準備を進めてこられた宮古島市の皆さまのご配慮に感謝申し上げます。
投稿者:【mayor2010】
2012年11月15日 09時59分