「いのち輝くまち☆こが2012」がリーパスプラザ大ホールなどで開催され、古賀市人権尊重推進委員会の会長として参加しました。午前中に「人権を尊重する市民の集い」があり、「もののけ姫」の主題歌を歌ったことで有名な歌手米良美一(めら・よしかず)さんの講演会や人権尊重作文の発表、小野小学校3年生による「人権の花運動を通して」の活動発表がありました。午後からは、「同和」教育研究大会があり、各分科会にて本市の様々な人権の取り組みについて話し合いがありました。この「いのち輝くまち☆こが2012」を開催するにあたり、ご協力をいただきました関係諸団体のみなさま方に、厚く感謝を申し上げます。
米良さんの講演会では、会場は超満員になり立ち見が出るほどでした。ピンクのスーツ姿で登場した米良さんは、「生きながら生まれ変わる」と題して話されました。
先天性骨形成不全症という難病を抱え、幼少期から養護学校での生活が続き、いじめられて苦しんできた体験談など、時折、宮崎弁を交えてトークされました。「自分は弱い人間で、自分自身を卑下したり、何かつまずくと、いつも他人のせいにしてきました。小さいころから、いじめられたり、差別されたこともあります。親の影響もあって、社会を恨んで生きてきました。ある人との出会いで生まれ変わることができました」「人生の輝きを取り戻すために、まずは他人のせいにばかりしてきたことを改め、敵は外ではなく自分自身の内側にあることを学び、自分を認めることから始めました」と、苦しかった生い立ちから、どうやって生まれ変わったかを優しい口調で語ってくれました。
講演の後半では、「私を育ててくれた親への恩返しのつもりで、今は社会貢献するようにしています。苦しんでいる人たちへ、私の体験談をお話しすることもその一つです。それが本当の親孝行だと思っています」「皆さんも頼れる親になって欲しい。子どもが親に気を使って生きるということは、それだけで自分のエネルギーを吸い取られているということです。親への憤り、憎しみを持って育つと、子どもが社会にでた時に、他人を受け入れることができずに孤独になります」と訴えるように話され、「幸せだから微笑むのではなく、微笑むと幸せがやってきます。前向きに生きましょう。そのためには笑顔は最低限の礼儀です。私はこれからの未来に向けて、人とうまくつながって、絆を大切に生きていきます。古賀市の皆さんとの縁も大切に、社会や人のために生きて参ります」と締めくくり、最後に「ヨイトマケの唄」など、天使の歌声を披露してくれました。
米良さん、貴重なお話ありがとうございました。
投稿者:【mayor2010】
2012年12月11日 19時42分