介護予防の普及啓発を行う介護予防講演会がリーパスプラザ大ホールで行なわれました。古賀市では、誰もが住みなれた地域で、尊厳ある暮らしが出来るために取り組んでいる介護予防事業の一環として、2部構成で行なわれ、フリーアナウンサーの生島ヒロシさんの講演会と活き生き音学校を実施しました。
生島さんは、1989年にTBSを退社後、フリーアナウンサーとしてテレビやラジオに出演される傍ら、認知症になった義母を介護した経験をもとに、各地で講演をされています。 生島さんは、「これからの介護に備えて」をテーマに、「健康は鼻呼吸から」「介護で大事なのは口のケア」といった、健康に過ごすためのキーワードや、体を伸ばしてリンパの流れを良くするストレッチ、「100点満点ではなく60点をめざす気持ちで見守る」「あきらめや割り切りでは無く、やさしさをもって接する」など、介護をする上でのポイントをユーモアを交えて話されました。時おり観客席から笑いが起きるなど和やかな雰囲気でした。
活き生き音学校では、フカノ楽器店の石内貴代美さんら4人が「赤鼻のトナカイ」「スタンド・アローン」などの演奏や、口の筋肉を良く動かす「パ、タ、カ、ラ」の発音を、観客席の皆さんと一緒に「故郷の空」にのせて歌いました。この「パ、タ、カ、ラ」は、かむ力をトレーニングするものだそうで、石内さんは「楽しくごはんが食べられる、楽しく友達と話せる喜びをいつまでも感じるために、日ごろからトレーニングをしてほしい」と話されました。
日本人の平均年齢は男性79.64歳、女性86.39歳と63年間で約30歳も長寿になっています。また、長寿になったと同時に、少子化などにより高齢化は予想を超えるスピードで進行しており、その状況は古賀市においても例外ではありません。そこで、元気な方がたくさんいる古賀市になるように、今後も介護予防の取り組みを積極的に行なっていきます。
投稿者:【mayor2010】
2012年12月27日 12時40分