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初めて災害時要援護者防災訓練が古賀団地区で行われました(2月23日=竹下)

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 「もし災害が起きたときも、こうやって私たちを助けてくれる人が地域にいるだけで安心して暮らせます」。古賀団地区で災害時要援護者を主体とした地域防災訓練が行われ、参加者からこのような感想を耳にしました。
 災害時要援護者の訓練は、県内でも初めての実施でした。災害時に家族などの支援が受けられず、自力で避難することが困難な高齢者や一部の障がい者が、事前に登録しておくことで、地域の避難支援員がサポートします。この日は古賀団地区で150人が参加しました。地域での防災意識の向上とともに、要援護者の方が安全で確実に避難できるように、昨年10月からワークショップで学習を重ねてきました。今回は、実際に避難準備情報や避難勧告を出して、避難にどれくらい時間がかかるのかなどを検証するためのワークショップでした。
 訓練では、参加者が家族や隣近所の友人と一緒に避難する様子や、避難支援員や地域の方が、杖を手に歩かれる人や、一人暮らしの高齢者の手を引いたり、段差などにつまづかないように配慮して避難する姿が見られました。
 訓練後に公民館で行われた話し合いでは、参加者が「何か起きたときに、すぐに動ける体制を作っておかなければならないと感じた」「今まで3回のワークショップを受けたが、まだまだわからないこともある。こういった訓練を重ねて即座に動けるようにしていきたい」などの感想が出ました。
 古賀市としてはこれまで、「洪水・土砂災害ハザードマップ」や「地震・津波ハザードマップ」を作成し、危険箇所や浸水想定区域の周知を図るとともに、自主防災組織の設立を推進し地域の防災力向上に努めてまいりました。今後も皆さんの安全な暮らしのために、災害発生時に多くの情報を迅速に伝達できるようにしていきたいと考えています。住民の皆さんには、今回の本番さながらの訓練を生かして、少しでも減災に努めていただきたいと思います。

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