7月25日~26日の2日間、大分県日田市で「第3回九州県際サミット」が開催されました。この会議には九州の自治体と経済界のトップが参加し、「九州はひとつ」をテーマに、産学官が連携し自治体や経済の活性化を推進するため、さまざまな議論が交わされました。
1日目の基調講演では「明日の九州を林業から考える」と題し、林芳正農林水産大臣が、日本の林業の現状や将来、九州の林業が果たすべき役割と期待について話されました。第2部のパネルディスカッションでは、九州の県境に位置する市町村を中心とした首長らが、「各自治体における少子高齢化や過疎化、医療体制の確保について」「県境を越えた近隣自治体との連携や企業との連携について」など、実際の事例を交えた議論が行われました。古賀市は県境ではありませんが、さまざまな課題に対し近隣自治体と連携することにより、効果的な解決策が見出されると感じています。
2日目の特別講演では株式会社西粟倉(にしあわくら)・森の学校の牧大介代表取締役から、岡山県の西粟倉村で、林業を再生しようというIターンの若者たちが行政と一体となって事業を立ち上げ、その事業を民間企業に任せることで林業の再生に取り組んでいるという話がありました。
この会議のテーマである「九州はひとつ」に絡んで、道州制の話も出ましたが、道州制が導入されるとなれば、古賀市は自治体として十分に自立している必要があります。これからも、さらに多くの市民の皆さんがまちづくりに参画されることを期待しています。
投稿者:【mayor2010】
2013年07月28日 11時33分