7月4日(土)、古賀北中学校体育館で「第35回古賀市同和問題を考える市民のつどい」が開催され、講師に猿まわし師の村崎太郎さんをお迎えして「『橋はかかる』~被差別部落に生まれ育って~」と題してご講演をしていただきました。
中央公民館リーパスプラザが改修工事中のため会場を古賀北中学校に変えての開催でしたが会場の700席に座りきれないほどの人が来場しました。村崎さんは被差別部落の出身者であることを公表しておられ、猿まわしが被差別部落で生まれた芸能であることや、そのことで出身地の人から「おまえが有名になることは、生まれ故郷が被差別部落であることを宣伝していることだ」と言われたことなど、ご自身の被差別経験をお話しくださいました。
また「30年前に吉本興業に入ると言ったらバカにされたが、今は有名大学出身者が芸人になる時代。時代は変わるのに被差別部落出身であることを堂々と言える時代はまだ来ない。部落差別の問題は語らないほうがよいという今の時代風潮が差別を生みだしている」という村崎さんのメッセージはとても印象に残りました。
私も市長として差別問題の解決に向けて教育・啓発活動を積極的に展開する必要性を改めて強く感じました。
投稿者:【mayor2010】
2015年07月07日 15時31分