1月4日、市役所で仕事始めの式があり、年頭のあいさつをしました。「衣食足りて礼節を知る」という言葉のとおり、政治家の本分はまずは市民国民の生活の安定や経済の発展を目指すことです。しかし経済的な発展だけでは人は幸せになれないと思います。
アメリカ大統領のケネディは「私にも夢がある」として「アメリカを、その軍事力ではなく、文化によって世界の国々から尊敬される国にしたい」と語ったそうです。
また、フランス駐日大使のポール・クローデルは「私がその滅亡するのをどうしても欲しない一つの民族がある。それは日本人だ。これほど興味ある太古からの文明を滅ぼしてはならない。最近の日本の大発展も私には少しも不思議ではない。彼らは貧乏だ。しかし彼らは高貴だ」と語ったそうです。これは昭和18年、第2次大戦の最中のことです。いわゆる敵方の高官でさえ日本文化というものを尊重していたということに感激した次第です。
生活の安定や、経済の発展はもちろん大切ですが、ケネディやクローデルが語ったように、世界から尊敬された日本の誇り高い“文化”を受け継ぎ、育んでいくことが大事だと思うのです。そんな社会をこの古賀市で実現させるのが私の夢であります。
本年も、市民の皆さまのご意見を真摯に受け止め、職員とともに全力投球で努めて参りますので、ご理解・ご協力のほどよろしくお願いいたします。
投稿者:【mayor2010】
2016年01月05日 17時10分