来年の4月から下水道事業が地方公営企業化することに伴い、岩手中部水道企業団の局長であり、総務省地方公営企業等経営アドバイザーとしてもご活躍の菊池明敏さんを講師に招いて企業会計職員研修会を開催しました。
研修会には、近隣自治体の上下水道課職員も含めた約50名が参加し、「水道、下水道を取り巻く環境と基盤強化」というテーマで、今後の上下水道事業の経営手法についてご教示いただきました。
本市の水道事業は昭和32年、下水道事業は昭和44年から始まり、高度成長期に整備が進みました。平成に入ってからは、私たちの生活様式が多様化する中で、食洗器や節水シャワーヘッドなどの節水機器や、レトルト食品などの普及に伴い一人当たりの使用水量は減り続けています。あわせて、公共インフラの老朽化問題が懸念されており、現在、国会では自治体の広域連携や民間の参入を促す水道法改正法案の審議が行われています。
今後は、上下水道事業のあり方が大きく変化すると予想されるため、職員一人ひとりが、危機感覚に敏感になるとともに、限られた資源や時間軸の中で企業会計職員として何ができるのかを常に考えていってほしいと思います。
遠路をいとわずお越しいただきました菊池様には心より感謝申し上げます。
投稿者:【mayor2010】
2018年12月04日 11時01分