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市長室ブログ

在宅療養支援の訪問診療が新設へ/第30回古賀市少年の船に参加/しこふむ地域の広域連携がキックオフ(8月27日)

 誰もが安心して暮らしていける地域社会づくりは、まちづくりの重要なテーマ。私の経営方針にも「健康・安心」を3つの重点キーワードのひとつに位置付けています。

 23日、在宅での療養支援のための訪問診療をメーンとした診療所を新たに薬王寺区で開設する医師の長谷川久美さんを訪ねました。古民家をリフォームした素敵な診療所です。9月1日にスタート。通院が困難で在宅医療を望むがんや認知症などの患者さんに、訪問看護ステーションや訪問介護などと連携し、24時間365日対応します。診療範囲は、古賀市全域と福津市、新宮町の一部(車で20分程度のエリア)。

医師の長谷川久美さんと

 薬王寺は自然が息づき、ホタルが見られ、温泉もある豊かな地域。こうした環境を拠点に、最期まで寄り添う医療が実践されることは、古賀市にとってもとてもありがたいことです。超高齢社会の中で、市行政として長谷川先生と連携をしながら、在宅医療体制の充実に向けて取り組んでいきたいと思います。

   □

 この30年間、古賀市少年の船は毎年夏に沖縄を訪問しており、テーマは一貫して「出会い・友情・平和を求めて」。私は小学5年生だった第2回に乗船しています。

 第30回の節目に当たる今年、私も久しぶりに乗船しました。

 17日朝、古賀市をバスで出発。まずは知覧特攻平和会館で平和の尊さを学び、夕方に鹿児島新港へ。ここからフェリーに乗って奄美群島を経由しながら、乗船から約23時間かけて沖縄に入りました。子どもたちはバス車内や船内での様々な研修を経てますます元気いっぱいです。どんどん成長しています。

船上研修の様子

 18日夕方の沖縄到着後、まっすぐに訪問したのが国頭村。古賀市と国頭村の交流は今年で14年目になります。国頭村まつりでは、宮城久和村長や園原實教育長、金城利光議長をはじめ多くの皆さまとお話させていただき、これからの様々な分野での交流の深化に向けて意見を交換できました。ちなみに、私は宮城村長とは5年ぶりの再会。私が福岡県議会議員時代、「学びの共同体」の先進地として国頭村を視察させていただいていました。こうした経験が市長として生かせることにも感謝します。

国頭村の皆さんと 国頭村まつり

 19日は沖縄戦の体験者の方から話を聞かせていただき、平和の尊さをあらためて学んだ後、海洋研修を実施。私は公務のため、残念ながらここまで。全ての行程の半分で離脱し、那覇空港から福岡に戻りました。

 そして、最終日の21日夜、帰港式へ。リーパスプラザこが交流館で子どもたちを出迎えました。

帰港式

 沖縄での研修を経て、子どもたちはとてもたくましくなり、充実感にあふれた表情を見せてくれました。4泊5日の行程のうち、私は3日間の同行でしたが、小5で参加した第2回の思い出がよみがえり、古賀市のまちづくりにおける少年の船の価値の高さをあらためて実感することができました。スタッフの皆さんも本当にお疲れ様でした!ありがとうございました!

   □

 これからの持続可能なまちづくりにとって広域連携は不可欠です。新宮町(し)、古賀市(こ)、福津市(ふ)、宗像市(む)の玄界灘沿岸4市町の「しこふむ」地域で共通項を見出し、政策を推進していくためのキックオフイベントが20日、リーパスプラザこが交流館で開催されました。福岡県の広域振興プロジェクトの一環です。

 地域振興の原点は人材の発掘と育成。行政だけでなく、あらゆる市民の皆さまと手を携え、知恵を出し合っていくことが肝要です。その中でも、地域の中核となる主体的で能動的な人材が存在するかどうかは、その先行きを左右します。私はそうした存在には誰もがなれると考えています。そのためには、誰もが地域課題を「自分事」ととらえて行動し、そうした意識を持った様々な主体がコミュニケーションを図れる「場づくり」が重要です。

パネルディスカッション キックオフイベント

 この日のパネルディスカッションでは、こうしたことを念頭に意見交換をさせていただき、とても盛り上がりました。ご参加いただいた皆さまに心から感謝します!


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