私がまちづくりの「1丁目1番地」と位置付けるJR古賀駅周辺の再開発構想で、本日、東口周辺の最大地権者であるニビシ醤油さまと協力協定を締結させていただきました。東口を中心とした駅周辺の再開発は古賀市の長年の懸案でした。私は公約で「古賀駅周辺のにぎわい創出」を掲げ、就任後は同社の末松繁雄社長と会談を重ね、ニビシ醤油さまと古賀市で連携・協力関係を構築するための取り組みを進めてきました。今回の協定締結は、再開発の具体的な推進に向けた重要な転機となります。ニビシ醤油さまに心から感謝を申し上げます。
さらに、協定締結とあわせ、古賀駅東口周辺整備のイメージ図も公表しました。私は再開発を進めるうえで、地権者の皆さまはもちろん、市民の皆さまと「古賀市はこの地域をどのような空間にしていきたいのか」を具体的に共有することが必要不可欠であると考え、今年度中のイメージ図の作成と公表を市議会でお約束していました。その実現でもあります。なお、古賀市がこうしたイメージ図を公表するのは初めてとなります。
本日、古賀市役所で、末松社長と私で協定書にそれぞれサインし、メディア各社に協定の意義と古賀市としての古賀駅東口周辺整備の構想の概要を説明しました。なお、今回の協定の対象となるニビシ醤油さまの敷地は3.4ヘクタールとなります。古賀市として整備の事業区域はさらに広げたいとの考えを持っており、今後、ニビシ醤油さま以外の地権者の皆さまとも協議をさせていただきたいと考えています。
この間、国との連携も重要と考え、古賀市として国土交通省とやり取りし、国が提唱する「ウォーカブル推進都市」にもなっています。今回公表したイメージ図はその趣旨も盛り込んでいます。
① 多様な人が訪れ、出会い、賑わいを楽しむ場の創出
② 様々な世代、世帯形態に対応した多様な住まいの供給
③ 歩いて暮らせる回遊性のあるまちづくり
④ 古賀市のストック(地域資源)を生かした魅力の発信
⑤ 古賀市の玄関口にふさわしい印象的な空間・景観の創出
これらのイメージを具現化するため、再開発エリアの真ん中に古賀駅と生涯学習ゾーンをつなぐシンボルロードを設け、「人」を中心とした心地よく歩ける空間を配置。その周囲に「商」機能や居住機能、まちの魅力の情報発信などを想定したゾーンを想定しています。
今後、整備構想はさらに具体的に検討をしていきますが、今回の協定の締結がなければ何も始まりませんでした。ニビシ醤油さまとの連携・協力を図り、古賀駅周辺のにぎわい創出に向けて、引き続き全力を尽くしてまいります。
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「古賀市によるJR古賀駅東口周辺地区におけるまちづくりの検討に関する協力協定」の概要
古賀市では、上位計画である第4次古賀市総合振興計画及び古賀市都市計画マスタープランにおいて、JR駅を中心とした拠点整備を進め、魅力的で利便性の高い市街地の形成をめざすこととしています。
古賀市が平成27年に策定したJR古賀駅東口周辺土地利用構想において、東口駅前地区を重点地区と位置づけ、効果的な面的整備を検討していくこととし、平成28年からJR古賀駅東口周辺の事業化検討を実施しております。さらに、平成29年6月に独立行政法人都市再生機構と「古賀市古賀駅周辺におけるまちづくりに関する基本協定」を締結し、協働してまちづくりの推進を図ることとしています。具体的には、JR古賀駅周辺を「中心拠点」として位置づけ、都市的な賑わいと活力ある中心市街地の形成を図っていくため、アクセス道路や駅前広場の整備などによりその機能の向上を図るとともに、古賀市の玄関口として魅力あるまちづくりを検討していくこととしています。
また、今年8月には、国土交通省が提唱する「ウォーカブル推進都市」の趣旨に賛同し、JR古賀駅東口周辺地区を対象地区とし、国と共により良いまちづくりのための政策づくりに参画することとしています。
古賀市では、これらのことを実現していくために、JR古賀駅東口に大規模な工場用地を持ち、今年で開業してから創業100周年を迎えるニビシ醤油(株)と連携・協力しながらまちづくりを推進していくこととしました。
本協定は、古賀市とニビシ醤油株式会社が、JR古賀駅東口周辺におけるまちづくりについて連携・協力を図り、古賀市が推進するまちづくりへの協力関係を確認するための協定です。
以下、本協定の目的及び実施内容について
(目的)
本協定は、古賀市が目指すまちづくりの方針(都市的な賑わいと活力のある中心市街地の形成)の実現に向け、相互に連携・協力を図り、古賀市の玄関口として居心地が良く歩きたくなるまちなかの空間形成に資するまちづくりを検討し、駅東周辺地区の価値や魅力を高め、円滑で速やかなまちづくりの推進を図ることを目的とする。
(実施内容)
古賀市とニビシ醤油(株)は、古賀市の上位計画を踏まえ、次の各号の項目について、協議を進めていくものとする。
一 本件対象区域の用途地域や都市計画道路等、都市計画決定に関する事項
二 本件対象区域のまちなみ・景観に関する事項
三 本件対象区域における開発手法に関する事項
四 本件対象区域における整備スケジュールに関する事項
投稿者:【mayor2010】
2019年11月14日 17時13分
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