古賀市健康文化施設「クロスパルこが」について、本日の市議会臨時会で、次期の指定管理者に関する議案を提案し、可決していただきました。ありがとうございます。令和2年度からの3年間も、市民の皆さんの「交流と健康」の拠点として、健康づくり・介護予防、生涯スポーツや文化の振興を図り、高齢者や障がい者の皆さんと共に生きる地域社会をめざしていきます。
次期の指定管理者は、県内外の他の自治体でも生涯スポーツ関連施設の管理運営で実績のある西部ガス興商グループ事業体さまを予定しています。市からの公募に3者が応じ、市選定委員会で検討の結果、同事業体を指定管理者の候補者に決定。指定に向けては市議会の議決を必要とするため、今回の臨時会を招集させていただきました。
市としての選定の理由は「市民ニーズや利用状況の現状分析から、開館時間の延長や8月のプール利用増強及び団体自ら出向いての事業展開等、より具体性のある市民サービスの向上に向けた新規提案に期待が持てる。収支予測も妥当性があり、他社に比べより安価な指定管理料を提案されており、他団体より優位であると判断した」としています。なお、現在の指定管理者であるクロスパルこが健康文化パートナーズさまには平成17年の施設スタート以来15年にわたり大変ご尽力いただき、感謝を申し上げます。市としても円滑な引継ぎができるよう、最善を尽くしてまいります。
なお、通常、指定管理の期間は5年ですが、今回は3年で設定しています。これは、古賀市として現在、あらゆる公共施設のこれからのあり方を検討しており、その重要な作業である公共施設等総合管理計画に基づく「個別施設計画」を策定する対象にクロスパルこがも含まれているためです。この個別施設計画は令和2年度中に策定することにしており、クロスパルこがの今後の方向性もここで示すことになるため、今回の指定管理の期間を通常より短く設定しました。
この計画策定の背景には、これから国家全体で人口減少社会に転じ、公共施設の利用の需要が変化していくと見込まれており、自治体財政の状況が厳しくなりつつある中、長期的な視点で現在の公共施設の統廃合や更新などにひるまずに取り組んでいかなければならないという時代的・社会的な要請があります。つまり、公共施設であるクロスパルこがについて、健康文化施設としての意義は大いに認めつつも、設置当初からの社会情勢の変化や市の限りある財政の状況なども踏まえ、これからも市行政として公費を投入し、現在の形を維持することが妥当かどうか、真剣に検討している段階です。なお、平成30年度の指定管理料は3958万2000円です。
クロスパルこがに限らず、古賀市の全ての公共施設について、将来に禍根を残すことのないよう(次の世代に付け回しをしないよう)、先行世代の私たちが中長期的な視点で計画を策定し、施設の統廃合や更新を行っていく必要があります。引き続き、市民の皆さんにご理解をいただけるよう、こうした発信も細かに行いながら、この極めて重い市政課題に向き合い、取り組んでまいります。
□
4日夜の対話集会は町川原2区。多くの皆さんにご参加いただきました。2時間を超え、玄望園の開発と企業誘致、中村哲さんの志を受け継いでいくこと、通学路の安全、コスモス館の機能強化、ため池の管理、不法投棄の防止、社会体育施設の利用料金設定など多様なテーマで意見を交換させていただきました。日々の市政運営、総合計画策定につなげていきます。ありがとうございました。
なお、本日、10日(月)19時から花鶴丘2丁目3区公民館(花鶴丘1丁目区と合同)、12日(水)19時から薬王寺区公民館で開催します。多くの皆さんのご参加をおまちしています。
□
先週も連日、朝から晩まで重要な会議の連続で息つく間もありませんでした。6日夜には上京し、7日は永田町と霞が関で活動。市政運営上、国にご理解とご協力をいただかなければならない場面は多々あり、こうした機会をつくっていくことはとても重要です。今回は、参議院議員の松山政司・自民党政策審議会長にもお忙しい中お時間をいただき、市政課題を説明させていただきました。ありがたく思います。
このほか1週間を振り返ると、新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大を受けた市の感染症警戒本部では現状を踏まえた新たな取り組みを確認、市民の皆さんの安全・安心の確保に努めていきます。また、県議会の県土整備委員会の調査に出席し、大根川などの河川の維持・管理の促進を要望。福岡県市長会の中ブロック会議が筑紫野市で開かれ、熊本地震を振り返りながら地域で支え合う地域防災力の強化について学びました。先輩市長さんたちと意見も交換できました。粕屋医師会の先生方との会合でも新たな知見を得られ、有意義でした。
さらに、補正予算の査定、古賀駅周辺の活性化策や休日診療所の運営、古賀竟成館高校、北筑昇華苑をはじめ、現在進行形の様々なテーマで15分・30分単位の会議や担当課との打ち合わせがあり、頭は常時フル回転しています。そうした中、高齢者外出促進事業の抽選役のお務めも。古賀市は健康づくり・介護予防を推進中です。
また、小野校区運営協議会の皆さんが訪ねてきてくださり、地域の魅力を再発見する写真コンテストの結果をご報告いただきました。郷土愛を育んでいく大切な取り組み。市としても応援しています!
投稿者:【mayor2010】
2020年02月10日 16時52分
Trackbacks
Trackback URL