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市長室ブログ

小・中学校を新学期から再開へ、児童館など公共施設も/東京五輪ホストタウンとして(3月23日)

【小・中学校を新年度から再開し、修了式も実施します】

新型コロナウイルス感染症対策で、19日夜、政府の専門家会議の見解が公表されました。これを受け、古賀市として同日の深夜に対策本部の会議を開催し、独自に進めてきた検討内容を専門家会議の見解と照らしました。その結果、新年度から小・中学校を再開することを決定しました。今年度の修了式も24日(火)に実施します。いずれも、国が示す感染リスクが高くなる3つの条件を踏まえた感染拡大防止策を講じることを前提とします。

現在、古賀市は事態の長期化を想定し、感染拡大防止策を講じながら、社会・経済活動の収縮をできる限り抑えていく方向で対応を判断することにしています。なお、今回の判断は古賀市で感染者が確認されるなど状況が変化した場合、再検討することになります。

首相要請を受けて始めた臨時休校は、危急の感染拡大を防ぐために必要な措置だったと理解します。一方、今夜の専門家会議の見解を踏まえると、現段階で感染状況が確認されていない古賀市としては「休校の解除」が選択肢として許容されていると考えます。また、現場実感として、小・中学生にこれ以上長期の休みを続けて育ちと学びに必要な「規律」をないままにしておくことのリスクなどを勘案すると、換気の実施や密集を避けるなどの必要な感染拡大防止策を講じながら学校を再開することが、現段階で妥当と判断しました。

同じ19日夜には、古賀市の隣の隣に位置する宗像市で欧州からの帰国者の方に感染が確認されていますが、これも踏まえて検討し、今回の結論を出しています。繰り返しになりますが、今後、古賀市内での感染者の確認や、隣接地域でのクラスター(感染者の小規模集団)の発生など状況が変化すれば、再検討することになります。発表資料はこちらをご参照ください。

なお、政府も専門家会議の見解を受け、20日に全国一斉休校を延長しない考えを明らかにしています。また、文部科学省が今週、学校再開のガイドラインを公表する方針とのことで注視します。

【児童館・児童センターを再開します】

臨時休館としている児童館・児童センターについても25日(水)から前倒しで開館することを決めました。開館時間を短くし、換気や消毒の時間も作ります。感染症対策として利用できない部屋や遊具もあります。詳しくはこちらをご参照ください。

【公共施設の再開と市主催行事等の対応について】

児童館以外の3月31日まで臨時休館としていた公共施設についても、リーパスプラザこが中央公民館大ホールを除き再開することを決めました。いずれも国が示す感染リスクを高める3つの条件に関する対策など十分な感染防止策を講じることが前提となります。詳細はこちらをご覧ください。

先行きが見えにくい中、専門家の知見も踏まえながら、感染拡大防止と社会・経済活動の回復を調和していかなければなりません。市民の皆さんのご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします。

   □

東京オリンピックは開催の延期も含め検討が進んでいます。

3、4月に予定されたルーマニア柔道選手団の事前キャンプは中止となりましたが、古賀市と福津市は同国のホストタウンとして冷静に対応し、どのような状況になろうとしっかり交流を続けていきます。両市でつくる協議会として、現段階での見解を公表したので以下にご紹介します。

「ルーマニア柔道チームの事前キャンプについて」

市民の皆様には、新型コロナウイルスの感染拡大防止対策に様々なご協力・ご尽力をいただいておりますことに、心より感謝申し上げます。
そのような中、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催についても、今後の動向を注視しているところです。
古賀市・福津市では、2018年11 月からこれまで計4回、ルーマニア柔道チームのトレーニングキャンプの受入れを実施し、市内の運動施設や宿泊施設を利用する選手のサポートをはじめ市民の皆様との交流を行ってまいりました。
小・中学生や柔道ジュニアチームとの交流なども行い、少しずつ選手の名前や顔を覚えてもらい、また、選手達にも両市への愛着が生まれてきています。
今年3月から4月にかけても古賀市・福津市でのトレーニングキャンプが予定されていましたが、日本をはじめヨーロッパ諸国での新型コロナウイルス感染の広がりの状況を考慮し、これを見送られたところです。
市民の皆様に新型コロナウイルス感染拡大防止対策へのご協力をいただいている中、また、選手達にとっても、オリンピック出場に向けた大事な時期であることから、双方にかかるリスクを考慮されたものです。
古賀・福津両市は、今後も、オリンピック開催の動向に合わせ、ホストタウンとしてできることを可能な限り実施してまいりたいと考えています。

令和2年3月19日
古賀市・福津市東京2020オリンピック推進協議会
会長(古賀市長) 田辺 一城
副会長(福津市長) 原崎 智仁

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