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市長室ブログ

戦後75年―終戦の日を迎えるに当たり(8月14日)

私たちは明日8月15日、75回目の終戦の日を迎えます。

戦没者の皆さま、戦災死没者の皆さま、全ての先人の皆さまに感謝し、御霊の安らかならんことを祈り、この国の平和と繁栄の意味を見つめなおすための一日にしましょう。

古賀市は8月6日の広島原爆の日、9日の長崎原爆の日にサイレンを鳴らし、市民の皆さんとともに不戦を誓い、核兵器廃絶と世界の恒久平和への決意を新たにしました。そして、15日も正午にサイレンを鳴らします。

福岡県主催の県戦没者追悼式は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、規模を縮小して開催されます。私は県議時代から参列していますが、市長となって最初の追悼式となった昨年は台風の影響で中止。そして、今回はコロナ禍の中、参列を控えることになります。古賀市内で正午を迎え、哀悼の誠を捧げ、不戦を誓います。

今、私たちが為すべきことは、戦争体験の「追体験」です。

終戦から75年が経ち、私たちが先の大戦の体験者から話を聴き、その本質を知る機会が急速に失われています。戦争は、私たち一人一人の自由を奪います。個人が尊重されることなく、幸福の追求を阻みます。戦後世代の私たちは、その実感を、「追体験」によって体得しておかなければなりません。人権を侵害する戦争の悲惨さと愚かさを真に理解をしておくこと。それが、平和で安定した社会を私たちが築いていく礎になると信じます。

だからこそ、まずは家族、親族、身近な人たちから「あの時」の話を聞きましょう。そして、子どもたち孫たちといった「次の世代」に伝えていきましょう。

古賀市は平和首長会議に加え、今年度から日本非核宣言自治体協議会にも加盟しました。非核・恒久平和都市も宣言しています。被爆クスノキ2世の全小中学校での植樹、子どもたちの修学旅行や「じんけん平和教室」のフィールドワークでの長崎訪問、福岡大空襲の記憶を伝える取り組みなどを実施しています。今後も、平和行政の推進にさらに力を入れていきます。

政治の究極目標は世界の恒久平和の実現です。不戦を誓い、あらゆる立場の人が平和で安定した暮らしを享受できる社会をつくっていく決意を新たにします。

平和への決意 子どもたちにつなごう!

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