古賀市は28日、新型コロナワクチンの集団接種リハーサルを実施しました。ご協力いただける市内の医師や看護師の皆さん、市職員が、実際の会場となるサンコスモ古賀で接種の一連の流れを確認しました。
4月26日以降にワクチンの第1弾(1箱)が届く予定になっており、第1回の集団接種は5月上旬になる見込みです。優先対象は65歳以上の高齢者。数量に限りがあり、追加供給を受けながら順次進めていきます。
リハーサルは、市民の皆さんにとって安全安心で適切かつ迅速な接種体制を構築するためのもの。市職員が市民役となり、各ブースには医師や看護師、事務従事の職員を配置。受付から検温、予診票の確認、予診、接種、接種済証の交付、接種後の状態観察など一連の流れを確認し、所要時間の計測や課題の洗い出しなどを行いました。
今後、市民の皆さんには接種券などを発送していくことになります。今しばらくお待ちください。また、供給の状況に従い、接種を進めていくことになるのでご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします。
古賀市HP もご参照いただけると幸いです。
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令和3(2021)年度当初予算案をはじめとする私から提案していた全ての議案について、26日までの市議会本会議で可決していただきました。議員の皆さまに心から感謝を申し上げます。
成立した予算には、新型コロナウイルス感染症対策の強化やウィズコロナ・アフターコロナを見据えた地方分散型社会の形成のための取組など多くの独自策を盛り込んでいます。JR古賀駅東口開発と西口の本質的な再生による中心市街地の活性化をさらに進めるとともに、妊産婦の新たな支援策や経済的困窮対策を含むチルドレンファーストの強化、デジタル化の推進も図ります。
私が市長就任後に「予算の見える化」の一環で作成している予算案のポイントを事業ごとにまとめた資料(全80ページ、
こちら )もぜひご参照ください。
予算審議の中で議員の皆さまからのご指摘、ご提案も念頭に置きながら、予算を着実に執行し、令和3年度もまちづくりを推進していきます。
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自由民主党さんの政経セミナーが13日に開催され、古賀市長として講演させていただきました。お声掛けいただき、感謝いたします。
講演のテーマは、古賀市、糟屋郡、宗像市、福津市の広域的な連携による地域振興と、新型コロナウイルス感染症による社会の価値観の変容に即応するまちづくり。地方自治体が主体的、能動的、積極的に行動し、これまでは掛け声だけに終わっていた東京一極集中の打破と地方分散型社会を、今度こそ実現しなければならないという強い思いをお伝えしました。
政経セミナーは、福岡県議会の吉松源昭議長(糟屋郡)、吉田健一朗県議(古賀市)、井上正文県議(宗像市)のお三方の合同による主催。来賓は、私も県議時代からお世話になってきている自民党県議団の藏内勇夫・相談役、原口剣生・党県連会長、松本國寛・県議団会長、松尾統章・県連幹事長、中尾正幸・県議団幹事長や、このエリアの市長・町長の皆さん。福津市の吉田浩一県議も参加されました。
講演では、新型コロナのピンチをチャンスに変え、地方への人の流れをつくる重要性を申し上げました。働き方の価値観の変容を捉え、テレワークなどを推進し、移住定住を促進していきたい。これまでも東京一極集中の打破はいわれてきましたが、実践はほとんど為されてきませんでした。しかし、今回のコロナ禍は、国が「テレワーク交付金」を創設するなど地方への支援で具体的な動きが見え始めています。
古賀市では、国の動きに先んじて昨年から薬王寺温泉の休業旅館の建物をリノベーションし、サテライトオフィスやシェアオフィス、コワーキングスペースなどの空間整備の事業を進めています。「温泉×新ビジネス」の環境を打ち出し、魅力ある働く場に企業の新たなオフィスや起業・創業者などを呼び込み、移住定住にもつなげていきます。なお、テレワーク交付金を活用します。このことについては、古賀市選出の吉田県議が12日の県議会予算特別委員会で県行政に古賀市への支援を要請し、県幹部から「国の交付金を活用し、移住者を取り込み、地域のにぎわいの拠点をめざす古賀市の取組は先進的であり、成功するよう、しっかりと古賀市を応援する。同じ取組が広がるよう、県内の他の市町村にも広く紹介していく」との答弁を得ています。県市連携が図れることは大変心強いことです。
さらに、私たちのエリアは県の基幹的な道路で4車線化を進めている筑紫野古賀線や国道3号線を軸として、さらなる企業誘致を図り、産業力の強化を図れると考えています。12日に古賀市への新工場立地で協定を締結できたピエトロさんのケースも紹介しました。活発な経済活動があるからこそ、医療や介護、子育てといった福祉の充実も図れます。古賀市だけでなく、福岡都市圏に位置する糟屋・宗像・福津もこうした取組を一層推進し、未来を拓いていくことができると信じます。
また、県と市町の具体的な広域連携の例として、新型コロナ対応で超多忙な県の粕屋保健所に糟屋地区1市7町の保健師を応援で派遣した取組を紹介。これが先行事例となり、県全体に広がりました。次年度から糟屋地区では一斉に不妊治療への助成制度も導入します。こうしたことが実現できるのは日ごろから首長同士のコミュニケーションがあるからこそ、と考えています。「立花宗茂と誾千代」の大河ドラマ招致運動、国内で初めて玉虫装飾馬具が確認された国史跡・船原古墳や古代官道にも触れました。
講演は40分。この報告だけではとても全てを伝えられませんが、私にとっても貴重な機会になりました。ありがとうございました。
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早稲田大学の学生さんたちからインタビューを受けました。全国の首長や各界の有志でつくる「みんなの応援村」と共に活動する「学生応援村」のメンバー。若者の視点で日本を盛り上げるべく、プロジェクトを展開しています。
私は県議時代から、特に若者の主権者意識を涵養していくために取り組んでおり、この日のインタビューでも、民主主義とは、地方自治とは、自治体が連携することの意義とは、などについて分かりやすく伝えました。こうした大学生の皆さんとの対話の機会は私にとっても刺激になるのでありがたいですね。
インタビューを受けたのは、J:COMさんの番組「つながるニッポン!!応援のチカラ」のスタジオ収録の合間。学生さんにとってはテレビ局の現場を見学するというのもうれしいですよね。学生時代のこうした経験が社会に出て必ず生きてきます。学生応援村はメンバーを募集中とのこと。家族や知り合いに学生がいるという全国の皆さん、関心があればぜひご連絡ください。学生応援村のHPは
こちら 。
投稿者:【mayor2010】
2021年03月29日 12時13分
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