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市長室ブログ

子育て世帯 10万円全額を現金で給付へ/スポーツを通じたまちづくり/「やさしい日本語」を広めよう(12月15日)

市議会定例会の最終本会議で、子育て世帯への臨時特別給付金について、古賀市は10万円全額を現金給付とする方針を正式に表明しました。

最終日提案

こうした給付は民法(贈与契約)に基づき、対象のご家庭に受給の意思確認をしなければなりません。具体的には受給辞退の届出を求めます。先行の5万円については既にこれを郵送で実施しており、辞退しなければ12月24日に給付できます。

10万円の一括給付も検討しています。追加の5万円を給付するなら、通常は再び受給意思の確認作業が必要ですが、これをすると年を越します。ただ、政府が先行分の意思確認をもって追加分もOKとするなら、年内に全額給付できる可能性もあります。この趣旨で答弁しました。

答弁

なお、報道されている政府の指針は本会議の時点で古賀市に届いておらず、当然、上記受給意思確認の件も含め詳細は不明なままなので、本会議でも「現時点の考え方」を明らかにしました。この間の政府方針の変転について、市長の立場からは市町村行政の実務の実情を国が分かっているのか疑問を呈せざるを得ませんが、それを言っても仕方がないので、できることに全力を尽くします。また、この日の本会議で、地域公共交通ネットワークや新型コロナウイルス対策の強化などを盛り込んだ総額約5億9494万円の補正予算案など私から提案していた全ての議案を可決していただきました。ありがとうございました。

   ◇

元プロ野球選手で九州古賀ボーイズ出身の小林亮寛さんをメインスピーカーにお招きし、スポーツを通じた子育てを考える交流会を開催しました。

小林さんと

私より一つ年上の小林さん。PL学園から千葉ロッテ、中日を経て渡米し、海外5カ国で活躍した投手です。世界の野球の現場での経験を生かし、野球を通じた青少年育成に力を尽くされています。

さらに、子どもたちの自信を育む総合型の運動教室を開催する「ルートプラス」代表の伊藤一哉さんと、長年にわたりジュニアバレーボール監督を務め子どもたちを育ててきた古賀市スポーツ推進委員の矢野ひとみさんのお話、そしてプロスポーツトレーナーの吉原剛さんの理論に裏打ちされた素晴らしいコーディネートで、これからの社会のあるべき姿が見えてきました。

なにより、皆さんのお話はスポーツと子育てだけでなく、企業や団体における人材育成につながる普遍的なものでした。個人の主体性と能動性をどのように引き出していくのか。組織内のマネジメントのあり方。他の組織との連携を円滑にしていくには。

こうした皆さんが古賀市にゆかりがあり、スポーツを通じた子どもの未来づくりに関わっていただけていることに心からありがたく思いました。交流会の前後に控室で私も一緒に語らった時間もとても有意義でした!ありがとうございました!またよろしくお願いいたします。

控室にて


   ◇

古賀市は「多文化共生」を推進中!

同じ地域で共に暮らす外国人の皆さんとコミュニケーションを図っていくため、私たち日本人が「やさしい日本語」を具体的にどのように使っていくといいか。市民の皆さん、吉田健一朗県議と共に学びました。自己紹介も意外と難しいですよ。思いやりが大切です。

吉田県議と


講師は地域国際化推進アドバイザーで兵庫県国際交流協会の村松紀子さん。ありがとうございました!

村松講師と

ちなみに、写真の缶バッジは古賀市独自にやさしい日本語を普及するために制作したもの。古賀竟成館高校のベーシックデザインコースの皆さんに作品を募り、技能実習生の皆さんに選んでもらいました。この営みそのものが古賀市が進める多文化共生の基本姿勢です。

缶バッチ

吉田県議は現在開会中の県議会定例会の一般質問で、ベトナム総領事館、JICA九州、福岡県、古賀市が連携して先月開催した技能実習生対象のオンライン講習会など、古賀市の多文化共生の取り組みを取り上げ、服部誠太郎知事は答弁で、古賀市の日本語教室の設置・運営など先行事例のノウハウを県内全域に広げるとともに、県民の皆さんの外国人への理解促進を図っていく考えを示しています。

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