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市長室ブログ

DX推進とチルドレン・ファースト―「心」に「寄り添う」こと(5月21日)

DX推進とチルドレン・ファーストをテーマに講演!


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17日、初めて開催された「こども×Tech九州」で光栄にも登壇の機会をいただきました。伝えたかったのは、デジタル技術の社会実装で大切にすべきこと。特に子ども・子育て・教育分野で、それは「心」を通わせることであり、「寄り添う」こと。


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私の市長就任後、チルドレン・ファーストの理念でまちづくりを進めていることで何が起きているのか。

新型コロナウイルス禍の緊急事態宣言下であらゆる自治体が全ての公共施設を閉鎖する中、古賀市は乳幼児と保護者の居場所を開き続けました。個々の家庭の現場を「想像」し、育児不安軽減、児童虐待防止のためにはそのリスクの「潜在化」を回避しなければならないと判断したからです。

小児がん治療で予防接種の免疫を失った子どもの再接種費用の助成に取り組んでいます。治療を乗り越えた後の再接種が任意接種扱いで全額自己負担とは、精神的にも経済的にも厳しい状況のご家庭にあまりにも理不尽。だから国や県が動かない中、市独自で始めました。人口約6万人の古賀市で対象者は年間「1人」いるかいないか。誰も取り残したくないからです。

子どもの声を聴き、まちづくりにつなげています。総合計画の策定過程で作文を募集し、市長との対話集会を開催。さらには教育委員会と連携し、総合計画の「子ども版Webブック」を各小学校の6年生たちに1年かけてつくってもらいました。また、市長が給食の時間に現れ、意見を交わします。主権者意識を涵養したいからです。

国際交流・多文化共生を推進する一環で、古賀市HPは「やさしい日本語」で読むことができます。実は、小中学生に1人1台配備した端末のデスクトップからこのページにダイレクトにつながります。外国人にやさしい言葉は、子どもたちにも分かりやすい。政策の「掛け算」ですね。

講演では他にもいろいろ「心」に「寄り添う」数多の取り組みを紹介しましたが、古賀市はこうした前提でDXを推進しています。

そして、悩ましいのが母子手帳です。もちろんデジタル化はすべきだし、必ずそうなっていくのでしょう。その際は、紙の母子手帳で実現している「価値」をデジタルでも実現してほしい。母親や父親がその時その時に心を込めて手書きをしている成長の記録。読み返すとその筆跡に心揺さぶられませんか。「親子の絆」の証でもある。母子手帳はアナログであるべしと言っているのではなく、こうした「価値」はなくしたくないということ。ということで、古賀市は悩んでいるのです。まあ、スピードも大切ですが、悩むのも大切ですね。そんな話もしました。なお、LINEで母子手帳を補完するサービスは始めます。


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そして、DXってなんのため?を伝えるために、古賀市が今年度中に始めようとしている「市役所窓口の時間短縮」もお話ししました。住民票などのコンビニ交付が6割を超える中、職員の働く時間をクリエイティブな仕事に振り向け、政策立案の可能性を高めることで市民サービスを向上させる。まさにデジタル実装によるトランスフォーメーションです。

といった話をさせていただきました。講演後はとても前向きなご評価をどんどんいただくことができ、伝わってよかったな~と実感しています。ご参加いただいた皆さん、主催者のあわえの皆さん、ありがとうございました。


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DX、シェアリング、公民連携、多様な人材の「掛け算」による共創のまちづくり。これからもみんなでよりよき社会をつくっていきましょう!


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