双子や三つ子など多胎家庭を支える「tatamama」さん主催の「多胎シンポジウム in FUKUOKA 2024」が20日に福岡市内で開かれました。
多胎はもちろん子育て家庭でワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)を図るためには、男女が共に家事・育児をすることが大前提。そして、それが「当たり前のこと」と捉える社会の理解と、企業などにおける実践が不可欠です。
私は講演で、古賀市が男性職員の育休取得率が100%になったことを報告し、リーダーが率先して組織の雰囲気を醸成する大切さなども含めて背景を説明。さらに、子どもが成人するまで常に子育てしやすい環境を整えるため、働き方改革を強力に推進する必要性を提起し、近年の古賀市の取り組みを紹介しました。
トークセッションにも参加し、多胎家庭を特に支援するために行政・政治にはまだまだやるべきことがあると学ばせていただきました。特に、当事者である多胎経験者が多胎家庭に伴走、傾聴、助言するピアサポートの体制をつくる重要性について理解を深めることができました。古賀市として前向きに検討を進めます。人材と財源を確保する観点から広域行政を担う福岡県との連携も求められ、私自身のこれまでの経験も生かしていきます。
司会は、自らも双子を育てるFBSの財津ひろみアナウンサー。なんと、慶應義塾大学の同窓で私の3学年下、さらに在学中に実は出会っていたという共通点も発覚し、びっくりびっくり。こうしたご縁、うれしいですね。
そしてなにより、開催に向けてご尽力いただき、私にまでお声掛けくださった牛島智絵・代表理事をはじめtatamamaの皆さんに感謝申し上げ、敬意を表します。
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NPO法人九州プロレスさんとホームタウン協定を締結!!
なお、アルゼンチン・バックブリーカーをかけられる前に協定書にサインをしています。格闘の末、締結を強要されたわけではありません。
正式には、古賀市とNPO法人九州プロレスとの連携事業に関するホームタウン協定書。「古賀市民に元気を届け、青少年の健全育成を図ると共に、相互が有する人的・知的・物的資源の活用を図り、双方の持続的な発展につなげること」を目的としています。
九州プロレスさんは古賀市の多くの企業さんの応援があり、2019年から毎年、古賀大会が実現しています。スポーツ振興やシティプロモーションだけでなく、選手の皆さんの福祉施設の訪問による高齢者や障がい者の皆さん、子どもたちなどとの交流が地域に元気を生んでくれています。
22日、筑前りょう太理事長と市役所で協定書に署名し、「強力なタッグで共に頑張っていく」決意を共有した後、野崎広大選手との闘いに挑み、大胆に技を仕掛けられました。複数の新聞社が取材に来ていたのでその様子が報じられるかも(笑)
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教育環境を改善し、好循環へ。
古賀市の夏休みは25日間。その分、週5日のうち4日は5時間授業。学習効果が低下する6時間目を減らし、ゆとりを生み、年間の全体最適化を図っています。
共働き家庭が増え、全ての小中学校の教室にはエアコンを完備するなど、前提となる社会環境は変化。夏休みを短縮することで給食の日数も増やし、自宅に子どもだけがいる時間が減ることでエアコン稼働率が下がり光熱費など家計負担を軽減。経済的困窮対策でもあり、ひとり親家庭からは「安心して働ける」との声もいただいています。
教員の働き方改革がきっかけですが、子どもの学びと育ちの保障です。ブラックな職場は良い人材が集まりにくくなる。古賀市はこの取り組みが奏功し、古賀市で働きたいとの教員が増加し、教員になることを諦めながら教育実習に来た学生が思い直すケースも出ています。精神疾患による休職者は減りました。
ちなみに、古賀市は以前から市単独で予算を付けて小中学校全学年で原則35人以下学級に。全学校の水泳授業は民間に委託しています。
働き方改革は市民サービス向上のため。先月、市役所の働き方・オフィス改革をどーんと取り上げてくれた読売新聞さんが、学校現場にも着眼し、19日の朝刊で特集してくれました。ありがとうございます。(
こちら )
国や県、自治体からも注目され、視察、問い合わせも増えています。
なお、記事でも触れられていますが、子どもたちや保護者の方々から私自身も直接「なぜなのか」と聞かれることがありますが、説明すると概ねご理解いただけますし、むしろ歓迎の声もいただきます。引き続き説明してまいります。
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古賀駅周辺開発や千鳥駅東口のロータリー整備、工業・物流団地形成と居住機能の強化を推進しています。
22日夜、対話集会を久保区で開催。まちの持続可能性を高めるため、市長就任後に取り組んでいる都市開発を中心にこれまでの進捗と今後の展望について詳しく説明しました。
特に、古賀駅東口についてはこの5年余りで最大地権者のニビシ醤油さんとの協定締結、市民の皆さんとのワークショップなどを経て構想から基本計画、ガイドラインの策定まで進めており、具体的な開発イメージを提示しています。
千鳥駅東口のロータリー整備は既に工事に着手しており、今年度末までに完成する予定です。現地の状況と完成予想図もお示ししました。
工業・物流団地形成と居住機能の強化については、今在家地区、青柳大内田地区、青柳釜田地区、新原高木地区、青柳迎田地区、新久保南地区の計6カ所で同時多発的に進めており、既に造成工事が進んでいるエリアもあります。
また、西鉄宮地岳線跡地については、これまでに中川区と花見南区のエリアで工事を進めています。
まちづくりの成果が具体的に見え始めていることから、市への取材の機会も増えており、シティプロモーションにもつながっています。引き続き、しっかり取り組んでいきます。
投稿者:【mayor2010】
2024年07月26日 17時00分
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