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市長室ブログ

子育て支援休暇を新設へ―多様な生き方を保障する働き方改革を推進し、市民サービス向上(3月3日)

古賀市は独自に「子育て支援休暇」を新設します。子どもが中学校就学前までの職員を対象に、勤務時間を1日最大2時間短縮できるようにします。障がいなどの事情がある場合、最大4時間可能とします。

公務員離れが加速する中、働き方改革の一環で職員の仕事と育児の両立を推進し、市民サービス向上のための中長期的な人材確保、政策立案機能の強化などがねらい。東京都など先行自治体よりも柔軟な内容で、社会全体に機運が広がってほしいと考えています。

条例改正案を2月20日に開会した市議会定例会に提案しており、可決いただければ2025年4月からスタートします。

こうした古賀市の働き方改革の推進について各方面からご注目いただいており、ありがたく思います。こうしたことから、先にお知らせしたように、3月11日に開催される「働き方の祭典2025」で登壇し、古賀市の取組をお話しします。最近は、新聞のテレビ欄にも告知が。


新聞


皆さんぜひご参加ください。詳しくはこちら。
https://fanfunfukuoka.nishinippon.co.jp/239074-2/

なお、働き方改革の推進は2025年度の施政方針演説でも強く打ち出しており、「8.多様な生き方を保障する働き方改革」で考えを申し上げています。

8.多様な生き方を保障する働き方改革

市民の利便性を高めるためにどのように働き方を変えていけばよいのか。組織として個別具体的な課題について改善を図るとともに、全体最適化の発想につなげていく。今年から始めた窓口受付時間の短縮は、住民票などの証明書のコンビニ交付や公開型地理情報システム(GIS)導入によるインターネットでの道路台帳などの閲覧という個別具体的な利便性向上策が生んだ来庁者の減少という事実を踏まえ、組織経営として、庁内全体の政策立案機能の強化という働き方改革とそれによる市民サービス向上につなげようと意図しているところに意義があると考えています。

その実効性を高めていくため、市職員が市役所の実際の手続きを体験することで現状を把握し、高効率化やDXの検討など市民サービスの向上につなげる「窓口体験調査」を昨年12月に初めて実施しました。年齢や職業、家族構成などサービスを受ける典型的なモデルとして市民のペルソナを作成し、その市民になりきって実際の手続きを体験し、市民の手続きが楽になる方法を一つでも作り出してみることが目的でした。「行政用語が多くて説明が分かりにくかった」「待ち時間がわからないのがストレス」「配布された紙が多すぎて、手続き用か保管用か分からない」――。職員が自らの組織の抱える課題を体感する機会になりました。

これまで先駆けてきたテレワークやフリーアドレスデスク、時差出勤、立ち会議室の導入、ペーパーレスの徹底などもこうした文脈上に位置付けており、令和7年度はさらに働き方改革、オフィス改革を加速させていきます。文書の電子決裁の導入は意思決定の一層の迅速化を生み、カスタマーハラスメント対策の強化は限りある人的資源を有効に活用したより多くの市民へのサービス提供につながります。

職員が多様な生き方を保障され、ウェルビーイングを実感しながら働ける環境がなければ、市民の幸福は生み出せませんし、生産年齢人口と公務員志望者が減少する中、中長期的に優秀な人材の獲得が困難になります。男性育休100%はそのシンボルに位置付けているところですが、令和7年度は子育て支援休暇を独自に拡充し、子どもが中学校就学前まで取得可能な制度を創設します。

こうした組織としての働き方改革の積み重ねがあってこそ、社会課題を解決するための政策立案能力を高められます。元佐賀県武雄市長の樋渡啓祐さんは今年度の職員研修で、自治体経営には「できる理由を考え、既成概念を突破する」こと、「ブランド・スピード・ストーリー」を意識した創造性ある仕事が必要であると、職員に教えてくれました。私もそうした実践が市民生活の向上につながると考え、行動していきます。

   □

施政方針演説の全文はこちらをご参照ください。
https://note.com/tanabe_kazuki/n/n81120217ccb1

   ◇


クイズ大会


【問題】江戸から東北を巡って…

飛び入りで早押しクイズ大会に参加。これは私が早押しボタンをこのタイミングで押せた問題。

【答え】「おくのほそ道」

なぜか頭にみるみる風景が浮かんで正答できました。いやー、楽しいけど、難しいですね。私が鮮やかだったのはこの問題だけ(笑)早く押さないと、と思っていても、もう少し問題を聞いて、となってしまう。問題を聞いていると「0.何秒」の差で他の人に押されて、あー僕も分かってるよ、答えを言いたいのに!となる。

この企画は「近所の早押しクイズBAR」。主催されているのは古賀に移住されてきたクイズ王の吉川崇之さん。るるるるで折々に開催されているので、皆さんもぜひご参加を。最後に、冒頭の問題全文は以下です。

【問題】江戸から東北を巡って大垣に至るまでの約5ヶ月間の旅路を多くの俳句とともに綴った、松尾芭蕉の紀行文は何でしょう?

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