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市長室ブログ

海岸侵食に対策を検討、脱炭素推進と環境保全、まちづくりはひとづくり―市議会一般質問/小学校卒業式(3月14日)

市議会定例会本会議で一般質問が12、13両日、行われました。


議会1  議会2


古賀海岸の侵食について深刻な状況と考えており、国や県と連携し、専門家の知見も得ながら対応を検討していく考えをお示ししました。既に地元の吉田健一朗県議、福岡県土整備事務所と現状を共有。知己の大学の先生によると、他地域でも同様の状況が生じているとのこと。

私も建設産業部長、建設課長と共に現地で状況を確認しました。大根川河口南側の海岸線は人の背丈よりも高い断崖に。砂浜の侵食がかなり速いスピードで進んでおり、松林に近付いています。この現象が一過性なものか継続的なものかについても知見を得て把握していく必要があると考えています。


古賀海岸


脱炭素推進に向けた公民連携プラットフォームを次年度に本格稼働させ、地元の中小企業の皆さんの支援を加速させる考えも申し上げました。この取組は私が東京の環境行政に関わる会合で報告するなど注目されています。

また、環境保全に取り組む個人や企業・団体などの皆さんの活動に敬意を表し、こうした活動を拡大していくため、表彰制度など何らかの仕組みを検討する考えもお示ししました。この答弁の質問の中で、議員さんが、古賀ゴルフ・クラブさんと地元のコミュニティが連携し、通学路を清掃する取組の実現を報告されましたが、本当に素晴らしいもので、企業と地域の連携の好事例として広げていきたいですね。

まちづくりはひとづくり。

古賀市は、私の市長就任後に策定した総合計画・基本構想の都市イメージに「ひと育つ こが育つ」を掲げており、私は1期目からの公約として「オール古賀」を打ち出しています。みんなで、お互いを思いやりながら、力を合わせ、共に生きていく。それぞれの経験や知見、感性を交差させ、新たな価値を生み出す「共創」のまちづくりを進めていく。原点は、ひと。施政方針にもこの理念を込めています。

だからこそ、施政方針の中で、世界の不確実性が高まる中での技術革新という時代背景を捉えながら、人類がめざすべき恒久平和と憲法13条の個人の尊重と幸福追求権、憲法14条の法の下の平等、社会的包摂を文章の中に通底させ、人間がそうした前提を共有できるからこそ、共に未来を拓くために挑戦していけるし、挑戦していきたいとの思いを申し上げました。

なお、施政方針の全文はこちらをご参照ください。
https://note.com/tanabe_kazuki/n/n81120217ccb1

このほか、子どもの権利保障、子どもの居場所と地域共生社会、超高齢社会における移動の権利保障と地域共生社会づくり、学校給食の無償化、物価高騰対策、地域防災力の向上、西鉄宮地岳線跡地の整備、水源確保などが取り上げられました。

   ◇

古賀市内8小学校の卒業証書授与式。卒業生の皆さん、保護者の皆さん、おめでとうございます。私は花見小学校へ。卒業生たちの別れの言葉と合唱、素晴らしかったです。みんなで未来を拓いていきましょう!


花見小卒業式


以下、私のメッセージです。

卒業生の皆さん、保護者の皆様

春の訪れを感じるこの良き日に、卒業を迎えられた皆さん、おめでとうございます。希望に満ちた表情で、新たな未来へと踏み出していく皆さんの姿が、とても輝かしく見えます。

保護者の皆様におかれましては、これまでのお子様の成長を振り返り、感慨深い思いで今日の日を迎えられたことと思います。六年間にわたる学校生活への温かなご支援とご協力に感謝申し上げるとともに、お子様の門出を心よりお祝い申し上げます。

卒業生の皆さん、皆さんが過ごしてきた日々には、新型コロナウイルス感染拡大の影響で数多くの困難がありました。それでも皆さんは、仲間と支え合い、先生方とともに学び、工夫を重ね、乗り越えてきました。その経験こそが皆さんの「生き抜く力」となり、これからの人生の大きな支えとなることと思います。ともに笑い、励まし合った仲間との絆は、かけがえのない宝物です。どうかこれからも、その絆を大切にしてください。

今、世界では戦争や争いが続き、多くの人々が苦しんでいます。しかし、争いからは何も生まれません。戦後八十年を迎える今年、この節目に私たちは平和の尊さを改めて見つめ直す必要があります。
昨年、「日本被団協」がノーベル平和賞を受賞したことは、平和への願いを訴え続けた方々の努力が世界に認められた大きな出来事でした。皆さんも修学旅行で長崎を訪れ平和の尊さを学ばれたことと思います。

また、古賀市で育ち、アフガニスタンで医療や水路整備を通じて人々の命を支え続けた故中村哲さんの生き方は、今も多くの人に深い感動を与えています。中村さんが大切にしていた「一隅を照らす」という言葉には、自分がいる場所でできることを精一杯行い、人のために力を尽くすという意味があります。 大きなことではなくても、誰かを思いやり、行動することが、やがて社会を変える大きな力となり、未来をより優しく、明るくしていきます。どうか皆さんも、この言葉に込められた思いを受け継ぎ、未来へとつないでいってください。

皆さんはいよいよ中学生となり、新しい環境での生活が始まります。新しい挑戦の中で、不安や壁に直面することもあるかもしれません。でも、困難な時こそ、自分を信じることを大切にしてください。そして、家族や友人、先生方など、皆さんを支える多くの存在を思い出してください。皆さんは一人ではありません。

最後に、六年間にわたり子どもたちを支え、成長を見守ってくださった校長先生をはじめ、教職員の皆様に深く感謝申し上げます。本校のさらなる発展と、卒業生の皆さんの未来が明るく輝き続けることを心より願い、結びの言葉といたします。

令和七年三月十四日
古賀市長 田辺一城

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