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男女共同参画コラム

トコさんの男女共同参画コラム ありのままで、私らしく

トコさんの男女共同参画コラム

愛情の与えすぎは禁物だわよっ!(第1回)

古賀市から、男女共同参画についてのコラムをお願いします、と言われたわ。
トコに依頼があるってことは、辛口でビシッと言ってほしいってことザンスね!
ガッテン承知!

コメンテーターとしてテレビ番組に出演していますが、ちょいちょいびっくりする話題が取り上げられるのよ。

「結婚している女性にアンケートしました。結婚生活を漢字一文字で表すと?」
という質問に対して。

結婚20年未満は、「幸」「愛」が上位だけど。
結婚40年になると、「耐」「忍」がトップなの。

ただ、へーそうですか。って眺めちゃダメダメ。

みなさん、この変化をどう思う??

どうして、幸せだった生活が、忍耐の生活になっちゃったのかしら?

トコが考えるに、新婚当初、妻は、あなたのために、とか、子どものために、と喜んで、せっせとお世話をしてきたの。
トコも専業主婦を16年しましたから、わかりますよ。
だってそれは母性のなせる業ですもの。

ところが、あれこれしてあげていることが、奴ら(おっと失礼)にとっては、あたりまえになり、「ありがとう」も言ってくれず。

下着なんて脱いだら、
自動的にキレイになって引き出しに入ってると思っているのよ。

だれが、洗濯して、干して、たたんで、片づけてるのよっ。

「おい、靴下がないぞ(怒)」なんて、よく、雨が続いているのに言えるわよね。
プンスカ。
夕食では「また、鍋物?」なんて、カチンとくるセリフが投げつけられたりっ!
キー、悔しい。

愛を与えすぎた私たちは、知らず知らずのうちに、ガマンをさせられているのよ。

だから、そんな生活を長年続けていたら、「結婚」イコール「忍耐」ってことになるのよね。
でも、ちょっと待って!この先も、忍耐を続けるつもり?

ガマンしていることを、相手に伝えましょう。
自分の意見を言いましょう。

「靴下がないぞっ」と文句を言われたら、
「乾かしてくれない太陽に、苦情を言ってくださいな」
と、湿った靴下を投げつけるもよし。
「乾燥機買ったら、こんなことないんだけどね。買っちゃう?」
とすかさず申し出るとか。

さあ、夕食の「また鍋物?」には、
「何食べたい、と朝、聞いても、何でもいいって言ったでしょ。
リクエストがなかったら、冬は毎晩、鍋を作りますから」
と、責任を感じさせるのよ。
だって、毎日献立を考えるのがどんなに大変なのかを、わかってないんだもの。

少しずつ、こうやって、家族にガマンを知らせることで、
忍耐の生活は遠のくはずです。

辛いという漢字に、一本棒を足せば、幸せという字になります。
「辛」から「幸」に変えるために、自分の意見をどしどし言いましょう。

トコ。
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働きガールへ〜仕事と生活、どちらも楽しんでますか?(第2回)

今回は、働きガール、なんて、書いてみたけど。
会社にお勤めの方はもちろん、パートで働く方も、働きガール。
ボランティア活動をしている方も働きガール。
そして、「ああ、働く人のことね、関係ないわ」と思った専業主婦の方!!
あなたももちろん、家事という仕事をする、働きガールなんですよ。
なので、すべての女性は働きガール。
どうも、社会では、報酬が発生しないと働いてない、なんてみなされがちだけど。
主婦は立派なお仕事です。
それを、無職だ、なんて、まったくプンスカですね。
パートナーの収入の半分は自分の稼ぎだ、と思っていいと思うの。


ところで。
政府が「ワークライフバランスの実現を」と、声を上げていますが。
どうして初耳なカタカナにしちゃうのかしら、わかりにくいわよっ。
またまたプンスカ。
ワークライフバランスとは、「仕事」と「生活」の調和、という意味。
つまり、仕事も生活も楽しめていますか?ってことよ。


仕事は経済的自立などで、暮らしを支え、安定感や喜びを感じます。
暮らしとは、家事や育児、近所付き合い、といった生活のこと。
なので、仕事と生活は切っても切れないものだし、支え合うものなのにどちらかに負担がかかっている場合が、あまりに多く見られるからでしょう。
とくに働きガールの場合、仕事も生活もこなさねばならず、疲れがたまるわよね。

例えば、仕事に追われ、疲労で健康を害してしまったら、どうしますか。
仕事もあるけど、子育てが大変で、ずっとストレスがたまってます、とか。
さらに、自立して生活し仕事をしていても、親の介護が発生しててんてこ舞い、とか。
あげく仕事も生活も両立できず、苦しいものになったりすることを避けましょう、ということが、ワークライフバランスの実現です。

しかし実現なんてどうしたらいいの?
それは、私たち女性だけで考えずに、働きボーイにも協力してもらわなきゃです。
ふふ、女性のことをいくつになってもガールと呼ぶなら、男性のこともボーイって呼んじゃいましょう。

働きボーイは、仕事で働くだけで、家事や育児や近所付き合い、老親の介護など、生活部分を、パートナーである働きガールに押し付けがち。
そして働きガールは、自分もすでに忙しいのに、母性があるので、つい余分に、生活面のあれこれを、引き受けちゃいますが。
ここは、しっかりと、働きボーイにも協力して、分業してもらわねばです。


「ぼくは、ゴミ捨てと皿洗いを手伝っている。えっへん」と働きボーイが言おうものなら、「はぁ?手伝う??手伝うというのは、他人の仕事を助ける、という意味よっ。
ゴミ捨ても皿洗いも、私の仕事ではなくて、当然あなたの仕事でもあるのだから、その言い方おかしいですよね。手伝うじゃなくて、手分けしている、じゃないかしら」
ビシッと言い聞かせましょう。

政府の政策を待つよりも、みんなで一緒に、当然の権利として、家事の分業を言い始めれば、世の中は、早く変わると思います。

「家事を手伝う」、「育児を手伝う」、「介護を手伝う」。
こんな言葉は、もう禁句!!口にした働きボーイは、お仕置きだわよっ。
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勇気を持ってほったらかすのよ(第3回)

古賀市の皆様、お元気ですか?
またここでコラムを書かせていただくことになりましたトコです。

前回は「愛情の与えすぎは禁物だわよ、自分の意見を言いましょう」「働きガールへ」というテーマで書かせていただきましたが。
男女共同参画とは、人と人が対等であるということが目的だと思うの。
そこで今回は、人とのかかわり方について、書きましょう。


「がんばっているのに相手がわかってくれない」ということがありませんか?
自分がいくら頑張っても、相手がそれに反応してくれなければ、のれんに腕押し。
頑張れば頑張るほど、相手に通じなければ、むなしさや疲れが倍増します。

例えば、子どもに対してもそう。
宿題しなさい、早く寝なさい、などと一日中、ガミガミ言っていませんか?

なのに、子どもは「今しようと思ってたとこ」と口を尖らせたり母親とケンカになるまでゲームをやめないとか。
こんなことの繰り返し。

なぜ、自分はこんなガミガミ言い続けているのでしょう。

その理由は、宿題を忘れたら、明日学校で叱られ、困ることになるから。
早く寝なかったら、明日の朝、起きるのが辛くてきついでしょ。

と、先回りして心配をして、子どもにつらい思いをさせたくない、という愛情でガミガミ言ってるのよ。

ところが子どもは、「ガミガミウルサイ」としか思いません。

心配して言っているのに、「いちいち言われなくてもわかってるよっ」と、逆切れされたりして、割に合いませんよね。

愛情の与えすぎは禁物、自分の意見を言いましょう、と以前はアドバイスしましたが。
もう、この程度のことじゃ、変化は期待できません。

そこで、トコは、子どもに対して、こんな作戦を実行しました。
「ほったらかし」です。
宿題忘れたっていいじゃない、とある時思ったのよ。

宿題を忘れたら、あなたが学校で叱られて「ああ、宿題忘れたら怒られるし、困るんだな~」と、自分で気がつくことが、かんじんだ、と気づいたの。

アイロンの近くでドタバタ遊ばないでっ、とキーキー注意するより、アイロンってこんなに熱いのよ、だから気を付けましょうね、と危険をわからせるほうが、納得させることができるのと一緒です。


この「ほったらかし育児」で、トコの子どもたちは自分で考える力を持つようになり、トコはガミガミが少なくなり、すごく楽に接することができるようになりました。

これは子どもだけじゃなくて、家族や職場の仲間にたいしても同じことが言えます。

先回りして心配して叱っていることに気づかないなら、ほったらかして、失敗させて気づかせる、ということもその人の成長と自立を促す愛情の一つじゃないかしら。

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よかったら、読んでくださいね。
「トコのほったらかし育児術」(メイツ出版)

怒らずに生きてゆけるようになるコツ(第4回)

前回では、がみがみ叱るよりも、勇気を持ってほったらかして、失敗を体験させ自分で気づかせるようにしましょう。
と書きました。

さあ、それができたら、ずいぶんと子育てや人間関係が楽になったと思います。

もっともっと楽に過ごしてください。
さらなるコツは、「怒らない」ということです。

トコは皆さんがびっくりするほど怒りません。
怒らないために心がけていることがあります。
具体的な例を紹介しましょう。

《怒らないための方法・その1》

《相手に期待しないこと》

「お願いしていたのに何で忘れるのっ!!」と家族に対して、キリキリすることがあると思います。
それはなぜでしょうか?

それは、
相手に頼んだから必ずしてくれる、と自分が期待しているからよ。
あんなに言ってたのになんで忘れるの!!と怒りがわいてきます。

そこで逆転の発想です。

どうせこの人は忘れるんだ、と思って、相手に期待しないでおきましょう。

そうすると、その相手の人が、頼んだことを忘れた時「ああ、やっぱりね」と当たり前のことに思えます。
しかし、頼んだことを忘れずにしてくれた時「わあ、びっくりした、ありがとう」と喜びが倍増しますよ。


相手には、夫や子ども、職場の人間、友人、なんでもあてはめて考えてくださいね。

さあ、さらに、《怒らないための方法・その2》

例えばイラッとするようなメールが来たとします。
つい、カッとなって「こちらにだって言い分があります」と勢い込んで打ち返して、送信ボタンをクリックした途端に「ア・・・ア・・・ア、待って」と後悔したことありませんか?
怒りに怒りで返したので、そうなるとその後の人間関係もぎくしゃくします。

なので、トコは、イラッとするメールが来たら、(だいたい途中で意図はわかりますから)じっくり読まずに、いったん閉じます。
そして、一晩経って、次の朝。
そのメールを軽く流し読みするの。
そしたら、前夜のようなイライラは感じることがありません。
「この人、忙しかったんだろうね、自分の都合しか見えてないわ」と、気の毒にすら感じます。
そこで、深くかかわり合いたくないので、淡々と「はい了解」などと短い返事を送信して終わりです。


すると不思議なことに、先日はすみませんでした、なんてお詫びのメールが来るのよ。
失礼なメールを送った自分が恥ずかしくなったんでしょうね。

《イラッとしたら一晩置きましょう。》
ほとんどの怒りは、一晩寝て翌朝になれば、おさまっていますから。

こんなアイデアが満載
「トコ流ほったらかし育児術」(メイツ出版)もぜひご覧くださいね。
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このコラムについて、ご意見をお聞かせください。

このページに関するお問い合わせ先

コミュニティ推進課
男女共同参画係
電話:092-942-1260
Eメール:danjo@city.koga.fukuoka.jp


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