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WHO(世界保健機構)では、塩素滅菌が施された水を「安全な水」と定義づけています。
水道水の消毒は、飲料水の安全を確保するため、水中の病原生物を完全に除去するとともに、配水、給水系統における不測の汚染を防止する目的で行われています。
水道法では、飲料水の安全を確保するため、水道水は塩素滅菌を行うことが定められ、水質基準では蛇口から出る水も、この塩素が0.1mg/リットル以上残留していなければなりません。これを「残留塩素」といいます。
残留塩素は、時間の経過と共に少なくなってきます。また、給水管に鉛が使用されている場合、長時間使用されないと滞留中に鉛が極微量ですが、溶け出ることもあります。
通常のお使いになっている状態では問題ありませんが、朝一番の水や旅行などで長期間使用しなかった水は、念のため、バケツ一杯分程度は、飲み水以外にご利用ください。
また、浄水器をご使用の場合は、浄水器で塩素を除去していますので容器内の水(容器の容量の2倍くらい)は、最初の水を捨ててください。
塩素が残留している間は、安全ですので、塩素残留期間が有効保存期間といえます。
汲み置きした水の残留塩素がどのくらいの期間残っているかというと、最初の残留塩素濃度や保存環境などで異なるので、一概にいえませんが、清潔な容器に入れて栓をした状態で、日のあたるところでは半日から1日程度、室温の冷暗所では3日程度、冷蔵庫の場合は1〜2週間の保管ができます。
上下水道課
総務・上水道管理係
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