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トマトをたっぷり使ったトマトスープを作ります。トマトの酸味がさわやかで、暑くて食欲がないという時でもあっさりと食べることができます。
しかもこのスープは、アレンジ次第でグラタンに、スパゲッティのソースに、夕食のメインディッシュにと七変化。
夏休みにはいったお子さんと一緒に作ってみませんか?
トマト6個
たまねぎ1/2個
ベーコン100g
水400cc
コンソメ小さじ1杯
トマトジュース150cc
塩こしょう少々
「トマトが赤くなると医者が青くなる」ということわざを知っていますか?
これからの、太陽をいっぱいに浴びたトマトは、ビタミンAとCをたっぷり含み、リコピン(赤い色素)の抗酸化作用はがんや老化の予防に注目されています。
動脈硬化予防作用のある、ルチンやビオチンといった物質も含まれています。
今回紹介した料理に枝豆を使うと、ビタミンB類が補給(不足すると夏ばてしやすくなります)でき、彩りも良くなりますよ。
1.トマトの皮をむき、2cm角くらいに粗切りします。
皮はむくには、ヘタをとった後、トマトにフォークなどをさして熱湯にさっとくぐらすか、直接火にあぶって皮に軽く焦げ目をつけた後に、冷水に入れるとスルリとむけます。
ワンポイント:先に皮に【切り込み】をいれておくとむくときに楽です。
2.玉ねぎはみじん切りに、ベーコンは1cm幅に切る。
3.鍋に油をひき、ベーコンを軽く炒める。続いて玉ねぎを入れ、軽く火を通す。
4.玉ねぎに軽く火が通ったら、トマトを加えて炒める。
5.水、コンソメ、トマトジュースを入れて、弱火でグツグツ煮込む。煮込んで、スープがほぼ半分の量になれば、塩、こしょうで味を整えて完成です。
※煮込んでいる最中にアクがでてくるので、こまめにとりのぞきます。
今回のスープはアレンジすることで、色々な料理に生まれ変わります。
材料はスープ4人分の量ですが、多めに作って冷蔵庫で保存するのもいいでしょう。
冷凍して、必要な分量ずつ溶かして使う方法もあります。
ここでは3つのアレンジ例を挙げます。
1.スープグラタン
できあがったスープにとろけるチーズを上から散らし、オーブントースターで軽く焦げ目がつくまで焼くだけです。
焼く前、スープに茹でたじゃがいもやマカロニを足すとさらにグラタンのようになります。
焼き時間の目安は約8分です。
あっさりと食べることができ、子どもにも喜ばれる料理になります。
2.トマトスパゲッティ
スープをほとんど水気がなくなるまでさらに煮込みます。それを茹でたスパゲッティにかけるだけ。
スープを煮込まず、スープのままスパゲッティにかけるとスープスパゲッティになり、そちらもおいしくいただけます。
3.鶏肉のトマトソースがけ
この料理は夕飯のメインディッシュに最適。
フライパンに油を引き、にんにくを炒めます。そしてその中に鶏肉をいれ、こんがりと焼きます。しっかりと火を通したら、水気をとばしたスープをかけて完成です。
または、水気をとばしていない状態のスープに焼いた鶏肉を入れて、煮込むのもおすすめです。
玉ねぎ提供:市農業委員会と古賀中学校の生徒が協力し、半年間かけておよそ9トンものタマネギを栽培しました。
今回快くおすそ分けしていただきました。
切り込み
トマトの皮をむく前に、十字型に包丁で軽く切り込みをいれておくと、湯むきが楽です。