ひと育つ こが育つ
現在のページ
「お月見」は平安時代初期から行われているのをご存知ですか。
旧暦8月15日の月は「中秋の名月」、「十五夜」、「芋名月」と呼ばれ、この時期は空気が澄んでいて一年で最も美しい満月が見られるということで、昔は月を見ながら即興で和歌を詠み、その出来を評価しあって楽しみました。
今年は9月25日が中秋の名月であり、一般的に団子やもち、ススキなどをお供えして月を眺めます。
お団子はとっても簡単に楽しく作れるので、親子で作ることをおすすめします。
粉をこねたり、お団子を丸めたり、子どもたちも喜んでお手伝いするはずですよ。
◎団子
白玉粉カップ1杯
水カップ1杯くらい
上新粉カップ1杯
熱い湯カップ1杯くらい
塩小さじ1杯
※ワンポイント:上新粉を使わずに作る「豆腐白玉だんご」
◎たれ
しょうゆ大さじ2杯
砂糖カップ1/3杯
片栗粉大さじ1杯
水カップ1/2杯
「暑い暑い」と言っていてもすでに暦の上では秋、お月見団子の季節になりますね。今回のお団子つくりに使用した白玉粉と上新粉の違い、分かりますか。
白玉粉・・・精白したもち米を洗って吸水させたあとすりつぶし、脱水、乾燥させたもの。昔は、製造中の腐敗を防ぐため、厳寒期に製造されたので、寒晒粉(かんざらしこ)とも言う。粒が細かく舌ざわりがなめらかで、消化も良い。白玉だんご、ぎゅうひ、大福もちなどに用いられる。
上新粉・・・精白したうるち米(毎日ご飯として食べるお米)を洗って乾燥させ、生乾きの状態で粉にし、さらに乾燥させたもの。かしわ餅、だんご、せんべいなどに使われる。粘りが少ない。
それぞれの特徴を知って、おいしい団子を作ってください。
1.白玉粉をボウルに入れ、水を少しづつ入れながらこねる。
材料の水の分量はあくまでも目安なので、かたさを見ながら少しづつ水を入れ、粉がまとまって耳たぶのかたさになるくらいまでしっかりこねる。
2.上新粉を別のボウルにいれ、熱いお湯を少しづついれる。
熱いので初めははしで混ぜ、冷めてきたら手でこねる。
白玉粉同様、粉がまとまって耳たぶのかたさになるくらいまでよくこねる。
3.白玉粉と上新粉のこねたものを一緒にしてもう一度こねる。
4.こねたものをまな板の上に置き、両手で転がして長細くしてから1cm幅ほどに切り分け、手のひらで丸める。
5.なべにたっぷりの湯を沸かし、煮立ったら小さじ1杯の塩を入れ、お団子を静かにひとつづつ入れていく。
6.しばらくすると煮えたものから浮き上がってくるので、順番にすくいとって、水の中に入れる。
冷えたらざるにあげ、水気をきる。
7.(たれの作り方)小さいなべに、しょうゆ、砂糖、水で溶いた片栗粉をいれて弱火にかけ、とろりとするまで煮て火を消す。
いろいろな味で団子をおいしくいただきましょう。
たれ以外での食べ方の紹介をします。
1)きなこ団子
団子をきなこでまぶす。
お好みで上から黒蜜をかける。
2)フルーツポンチ
くだものの缶詰と団子を合わせる。
缶詰の汁とソーダ(甘みが少ない方がよければ炭酸水)をいれる。
3)白玉パフェ
抹茶味などのアイスの横に団子、あんこなどを添える。
黒蜜を上からかけるのもおすすめです。
川原にある青柳醤油は、大正5年に設立して以来、変わらぬ味を守り続けています。厳選された原料を使い、合成保存料を一切使っていない味わい深いしょうゆです。
今回使った丸大豆しょうゆの他に、うすくちしょうゆ、合わせみそなどがあります。
今回は、白玉粉と上新粉を使ってもちもちとしたお団子にしましたが、もっとなめらかでパクパク食べられるような団子がよければ「豆腐白玉だんご」がおすすめです。
作り方は白玉粉250gに対して豆腐1丁(水切りしなくてよい)をボウルに入れて耳たぶのかたさになるまで練る。その後は今回と同じで丸めて、火を通すだけ。
豆腐の味はほとんどせず、ヘルシーでおいしいですよ。