ひと育つ こが育つ
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「梅雨」の語源にはいくつかあり、「梅」の実が熟す頃に降る雨という意味で、「梅雨(ばいう)」と呼んでいたという説があります。
梅雨に入り気温と湿度が上昇すると胃腸の働きが弱くなりやすく、食欲がおちたり、すっきり消化しなかったりしますよね。梅干は胃腸の働きを活発にするため、食欲増進に効果抜群。さらに疲労回復にもつながります。また、梅干は抗菌・防腐作用もあるため、食中毒に注意しなければならないこの時期にもってこいの食材です。
なんとなく憂鬱な気分になりがちな梅雨時期を、梅干パワーで元気いっぱいにのりきりましょう。
薄切り豚ロース…12枚
大葉…12枚
梅干…4個くらい
アスパラ…2本(ワンポイント:新しいアスパラの見分け方)
にんじん…小1本
えのき…1袋
塩こしょう…適量
梅雨から夏にかけて、食欲がなくなったときにすっぱい梅干を食べると、口の中に唾液がたまります。唾液が出ているときには胃液が出ていて、食べ物が入ってくるのを待っている状態になっているのです。
また、梅干に含まれているクエン酸は、すぐれた疲労回復効果があります。
梅干は食欲を増進し、消化を助ける役目をし、疲労回復の効果もある、優れものの食品です。梅干だけでなく、梅酢、梅酒、梅肉エキスなども同じような効果がありますので上手に利用してください。
1.アスパラは約7センチ幅に、にんじんは7センチ幅の細切りにします。切ったアスパラ、にんじん、えのきを熱湯に入れ、1〜2分間ゆでます。
また、種をのぞいた梅干をみじん切りする要領で包丁でたたいてペースト状にします。
2.まな板の上に、豚肉を広げて並べ、塩こしょうで下味をつける。
3.2の豚肉の手前側に大葉をのせ、その上にペースト状にした梅を薄く伸ばす。
4.3の上に野菜、えのきをのせ、それらを包むようにくるくると巻く。
5.フライパンに軽く油をひき、軽く焦げ目がつくまで焼いたらできあがり。
2)ねばねばサラダ
おくら、長いも、納豆、ペースト状にした梅を合わせ、青じそドレッシングで味をつける。
さらに、めかぶや下ゆでしたなめこをいれるとさらにねばねばになり、おいしくなります。
3)冷やし梅うどん
ゆでて冷水で冷やしたうどんを皿に盛り、その上に大葉、大根おろし、下ゆでしたなめこ、梅干をのせ、上から麺つゆをかける。
そばやそうめんでも作ってみてください。
梅の収穫時期になりました。古賀でもあちらこちらで梅の木を見つけることができます。ほんのりと赤くなったところは日に焼けた部分です。
青梅には微量ですが青酸(シアン)が含まれており、そのまま食べるとおなかをこわしたりします。しかし、塩漬やアルコール漬にすることで中和され、毒素は発生しなくなります。一般的には塩もみをした程度で、中和します。
新鮮なアスパラは、色が鮮やかで切り口が新しく、穂先までピンとしまっています。また、茎が太くて丸くしまっているものがいいでしょう。
左の写真では、左側のアスパラが新鮮なもの、右側が収穫して時間が経ったものです。