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お正月料理といえば雑煮とおせちですが、雑煮は地域によって味も具材も大きく異なります。そこで、古くから福岡に伝わる郷土料理「博多雑煮」のレシピをご紹介します。
「博多雑煮」の特徴としては、焼きアゴでだしをとる、具にぶり・かつお菜を入れる、丸もちを使用することが挙げられます。各家庭によっても作り方や具材が異なりますので、一例として今回のレシピを参考にしてみてください。
丸もち…4個
ぶりの切り身…80gくらい
鶏肉…50g
乾燥椎茸…4本
かつお菜…2分の1本
にんじん…2分の1本
かまぼこ…1本
焼きアゴ…3匹
だし昆布…約20cm
水…4カップ
塩…小さじ1
酒…小さじ1
薄口しょうゆ…小さじ2
お雑煮こそ、地産地消の最たるものであるといえます。冬になり、これからますますおいしくなるぶりに、地元で取れる大根、にんじん、博多雑煮の特徴であるかつお菜などの野菜をたっぷり入れてくださいね。あご(とびうおの焼き干し)のだし汁で、故郷の味を堪能してください。
1.焼きアゴと昆布は、前日から4カップ分の水に浸しておく。
別のボウルでシイタケも水に戻しておく。
2.にんじんは皮をむき、約7ミリ幅の輪切りにして下ゆでする。
ぶりは塩をふって20分ほど置いてから、湯通しする。鶏肉は一口大に切って湯通しする。
ワンポイント:それぞれを湯通しする理由
3.かつお菜は火を通してから水洗いし、水気を切って4cm幅に切る。
4.1のダシから昆布と焼きアゴを取り出して煮立て、2の具とかまぼこをいれ、塩、酒、薄口しょうゆで調味する。
5.別鍋で丸もちを柔らかく茹で、餅、4の具、かつお菜を盛って、汁を注ぐ。
かつお菜は12月20日ごろ収穫し、27日あたりからコスモス広場に出荷します。
かつお菜は雑煮の中にいれる以外に、漬物やおひたしにしてもとてもおいしいですよ。
博多雑煮は汁が澄んでいて、上品な味わいが特徴です。
そのため、すべての具材をそれぞれ湯通しします。ぶりは湯通ししたあと、表面についている血などの汚れを、指で軽く洗い流してください。