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新じゃがは冬に植えつけたじゃがいもを、通常の収穫時期より早めに収穫したもので、水分を多く含んでいるため、皮がとても柔らかいのが特徴です。皮をむかずにまるごと調理すると新じゃがの薄い皮の食感や風味、おいしさを味わえます。
そんな新じゃがのおいしさ、みずみずしさを生かしたおいしいレシピをご紹介します。今だけの旬のおいしさを存分に堪能してください。
新じゃが(直径3〜4cmのもの)…6コ
じゃがいもの原産国は南米で、ヨーロッパでは主食並みに食べられているとても身近な野菜です。主な成分はでんぷんであり、カリウムとビタミンCの含有量が他の野菜に比べて多いことが特徴で、カリウムは体内のナトリウムを排泄して血圧を安定させる働きがあります。また、葉物野菜のビタミンCは熱に弱いのに対し、じゃがいものビタミンCは多量のでんぷんに守られているため、加熱してもあまり失われません。火を通す際は、火を通したあと皮をむくと、ビタミンの損失がより少なくなります。
じゃがいもの芽には、ソラニンという有毒物質が含まれているので、きちんと取り除いてください。また、光に当たると青く(緑色)なってソラニンが作られますので、光があたらない通気性のよい場所で保存してください。
1.新じゃがは皮をむかず、たわしで表面をよく洗い、耐熱皿に並べてラップをして、レンジで3分程度加熱する。
2.キッチンペーパーなどで1のじゃがいもの水分をよくふき取り、170℃に熱した油に入れ、時々じゃがいもを転がしながら中火でじっくりと揚げる。
3.5分程度揚げて、じゃがいもに竹串が通れば油から上げ、全体に塩とみじん切りにしたパセリをまぶせば出来上がり。
2)じゃがナムル
新じゃがは千切りにし、さっと湯通しして、熱いうちにごま油・おろしにんにく・塩・とりがらスープ(顆粒)・白ねぎのみじん切り・ごまと和える。
3)かりかりぽてと
細切りにした新じゃがに小麦粉・塩・こしょうを全体にまぶし、バターをひいたフライパンに薄く広げてフライ返しで押し付けるように、両面を香ばしく焼きつけ、皿に盛る。
同じフライパンで半熟の目玉焼きを焼いて上に乗せれば出来上がり。
4)カレー風味のマヨポテト
表面をたわしでよく洗った新じゃがを皮をむかず一口大に切り、水から7分程度ゆでてざるにあげる。
ボウルに粗熱をとったじゃがいもを入れ、マヨネーズ・カレー粉・フレンチドレッシング・生クリーム・塩・こしょうでざっくりと和える。
皮に傷などがなく乾いているもの、表面がなめらかで、ふっくらしたものが良品です。なるべく大きさのそろったものを選ぶと料理に使いやすいのでよいでしょう。日光に当たると緑に変化しますので、緑になっていないものや、芽が出ていないものを選んでください。
保存するときは新聞紙に包んでかごなどに入れ、通気性を良くして冷暗所に置き、冷蔵庫には入れないようにしましょう。りんごと一緒にポリ袋に入れると、りんごから出る成分が芽の成長を抑え、芽が出にくくなります。