ひと育つ こが育つ
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目玉焼き、卵焼き、オムレツ、スクランブルエッグ・・・など、卵は熱を通す時間やほんのひと手間によって食感や味、見た目が大きく変わり、その使い勝手の良さからあらゆる料理に引っ張りだこの食材です。
今回、多くの卵料理の中から、おすすめの3つのレシピを紹介します。さらに、ゆで卵のゆで時間の目安も紹介します。
卵…8個
えのきだけ…1袋
しめじ…1袋
しいたけ…4個
塩・こしょう少々
サラダ油…大さじ2
A【顆粒だし 小さじ1、水1カップ、しょうゆ・みりん 各大さじ1、塩少々】
水溶き片栗粉(片栗粉:水=1:2)適量
卵は経済的で使い勝手がよく、風味にすぐれ、栄養満点の食材です。
卵はそのまま食べられるだけではなく、卵白・卵黄の凝固性や結着性(食品のつなぎ等)や卵白の気泡性(ケーキのあわ立ち)、卵黄の乳化性(マヨネーズ等)などを利用してさまざまな加工食品に利用されています。
ただし、鶏卵にはサルモネラ菌(食中毒菌)に汚染されているものが1万個中3個くらいの割合であり、殻を割るとサルモネラは急激に増殖を始めます。殻を割ったらすぐに調理しましょう。
冷蔵庫に保管していても、ドアの開閉回数が多いと冷却不十分となり、菌の増殖につながります。半熟程度の加熱では殺菌効果は期待できませんので、特に賞味期限を越えた卵は、よく加熱して食べてください。
1.根元を切り落としたえのきだけを4cm幅に切り、しめじは小さく手でほぐし、しいたけは軸を切り落として薄切りにする。
2.卵を溶き、軽く塩・こしょうをして、サラダ油を熱したフライパンに卵を流し入れ、箸で大きく混ぜて半熟のオムレツを作る。
3.Aを鍋に入れて火にかけ煮立ったら、えのきだけ・しめじ・しいたけを入れる。
それぞれ火が通ったら水溶き片栗粉でとろみをつけ、器に盛ったオムレツにかける。
4.ごはんに4を盛れば、あんかけ卵どんぶりになります。
2)しっとりだしまき卵
卵、だし汁、砂糖、みりん、しょうゆをよく混ぜて卵液を作る。口当たりをよくするためにざるでこしておく。
サラダ油を熱した卵焼き器に卵液を少量注いだら、すぐに箸で大きく混ぜ、手前にまとめて芯にする。
空いている部分に卵液を少量ずつ加え、半熟のうちに芯を巻き込みながら片側に寄せる。
これを何回か繰り返せば出来上がり。大根おろしとしょうゆなどといっしょにどうぞ。
3)煮たまご
酒大さじ5、しょうゆ各大さじ4、みりん・砂糖大さじ2、水大さじ4を鍋に入れて強火にかけ、煮立ったらかつお節5gを加える。
再び煮立ったら火を止め、粗熱を取る。
好みの堅さにゆでた卵の殻をむき、漬けダレといっしょに保存容器などに入れて半日程度漬け込む。
ゆで卵の作り方
冷蔵庫から出してすぐに卵をゆでると、急激な温度差により卵が割れてしまうので、室温に戻してから使います。
やや多めのお湯を沸騰させ、卵をゆっくりといれて強火のままで好みの硬さにゆでます。
水に酢か塩を少量入れておくと、卵が割れたときに白身が飛び出すのを防げます。時間がきたら、冷水ですぐに冷まします。
ゆで時間別のできあがり方(火の強さなどで多少変わります)
《ゆで時間 5分》
白身と黄身の外側部分が少し固まっているだけで、黄身も白身もとろとろです。
《ゆで時間 6分》
まだ黄身の中央はとろっとしています。白身もまだ少し軟らかい状態です。
《ゆで時間 7分》
白身は硬くなり、黄身は中央部分がまだ少し軟らかいですが、全体的に固まりつつあります。
《ゆで時間 8分》
ほとんど固まっています。
完全に硬ゆでするためには、9分〜10分ほどゆでてください。
今回は(有)木村養鶏場の「木村さんちのたまご」を使用して作りました。
海草、木酢液、各種ハーブなど入れた餌から生まれた卵は甘みがあり、生臭くありません。
コスモス広場で買うことができます。
お湯に卵を入れるとき、卵を落とすと殻が割れてしまいますので、スプーンに卵をのせて、ゆっくりとお湯の中に入れてください。
卵をゆでている間にお湯の中でころころと卵を転がすと、黄身が真ん中に仕上がります。