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「だぶ」は、里芋、れんこん、ごぼうなどたくさんの根菜を入れて作る郷土料理です。根菜は冬が旬で一番おいしく、体を温め、冷えを予防する食材とされています。
具材を小さく刻んでいるので子どもでも食べやすく、寒い冬にぴったりの料理です。ふるさとの味を堪能してみませんか。
里芋…3個
ごぼう…1本
鶏肉…100g
にんじん…2分の1本
れんこん…5cm
干し椎茸…4枚
こんにゃく…2分の1枚
厚揚げ…2分の1丁
麩…適量
片栗粉…10g
しょうゆ…小さじ3杯
塩…小さじ1杯
だし汁…700cc
しょうが…少々
ふるさとの味「だぶ(らぶ)」。大根、にんじん、ごぼう、里芋、れんこん等の根菜類と鶏肉、厚揚げなどを、1センチ角くらいに切りそろえ、だし汁で柔らかくなるまで煮込む大地のエネルギーをぎゅっと詰め込んだ料理です。年中食べられますが、冬が一番おいしい季節です。簡単で、ビタミン・ミネラルがたっぷりの心も身体も温まる料理です。風邪予防にもぴったりですよ。
なお、だぶ(らぶ)にはねぎや三つ葉など葉物野菜は使いません。また、麩はだぶ麩を使いますが、今はなかなか手に入らないのでかまぼこを使用する人もいるようです。
1.干ししいたけは半日程度水で戻し、厚揚げは熱湯をかけて油抜きをしておく。
2.全ての野菜、鶏肉、こんにゃく、厚揚げはすべて1〜1.5cm角のさいの目切りにする。
ワンポイント:簡単にごぼうの皮をこそぎとる方法
3.切ったごぼうとれんこんはそれぞれ酢水にさらしてアクを抜き、こんにゃくと里芋は下ゆでする。
4.鍋に具材(麩以外)とだし汁を入れて煮る。
5.野菜に火が通ったら塩としょうゆで調味し、水溶き片栗粉でとろみをつける。
器に盛り、お好みでおろししょうがを添えてお召し上がりください。
1)紅白なます
千切りにした大根とにんじんはそれぞれ塩もみして30分程度おく。
砂糖・薄口しょうゆ・酢・ゆずの絞り汁で合わせ酢を作り、しっかり絞って水分を除いた大根とにんじんをいっしょに合わせる。
2)根菜のきんぴら
同じ太さの細切りにした、にんじん・ごぼう・大根の皮・こんにゃくと鷹の爪の輪切りをごま油で炒め、しょうゆ・砂糖・みりんで味付けする。
汁気がなくなる程度になったらゴマをふりかけて出来上がり。
3)野菜ちっぷす
れんこんとごぼうは薄めの輪切りにし、それぞれ水に浸してアクをぬく。
水で洗い流し、キッチンペーパーなどで十分に水気を取って、中温の油でカラッと揚げ、お好みで塩をかけてお召し上がりください。
阿部忠夫さん(薦野)
里芋、ブロッコリー、稲を作っています。
里芋は11月〜1月に収穫します。今が旬でおいしいですよ。
ごぼうに付いている泥や皮は、一般的にたわしや包丁の背でこそぎますが、くしゃくしゃにしたアルミ箔を使えば簡単に行うことができます。
泥などがまわりに飛び散ることもありません。