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お盆になると、ご先祖様の乗り物として「精霊馬(しょうりょううま)」を作る風習があります。これは、きゅうりとなすに割り箸を差し込み、馬と牛に見立てて作ります。
きゅうりの馬は、ご先祖様が早く家に戻って来られるように。帰るときは、なすの牛に乗ってゆっくりと、という願いが込められているそうです。
今回は、なすやきゅうりなどの野菜を使った生春巻きを紹介します。家族でいっしょに作りながら、ご先祖様の話をしてみるのも良いかもしれませんね。
なす…2本
A【玉ねぎ2分の1個、しょうが・にんにく各1片分】
合挽き肉…150g
テンメンジャン…大さじ1
サラダ油・ごま油…適量
b【トウバンジャン 小さじ2分の1、しょう油 大さじ2分の1、酒 大さじ1、砂糖 小さじ2、片栗粉 小さじ1】
生春巻きの皮…8枚程度
なすには、「小なす」「加茂なす」「米なす」など形や大きさの違いによりさまざまな品種があります。日本では、100種類以上が栽培されており、福岡県では「長なす」がよく知られています。
なすの皮は、新鮮なものほど光沢のある黒紫色をしています。アントシアニンというポリフェノールを含み、抗酸化作用や目に良いとされています。また、果肉自体にはくせがなく、どんな料理にも合います。特に油との相性が良く、エネルギーを効率的に取ることができるので、食欲の落ちる夏にぴったりです。上手になすを食べて、猛暑を乗り切りましょう。
1.なすは2cm角ほどの食べやすい大きさに乱切りし、油で軽くいためておく。
2.Aの材料をみじん切りにし、フライパンに油を引いていためる。
3.玉ねぎがしんなりしてきたら合挽き肉、テンメンジャンを入れ、肉の色が変わるまでしっかりといためる。
4.3になす、Bを加えて軽くいため、最後にゴマ油を回し入れる。
5.4の粗熱を取る間、レタス、きゅうり、にんじんなどお好みの野菜を食べやすい大きさに切っておく。
6.4と野菜を生春巻きの皮で包んで出来上がり。
2)冷やし蒸しなす
なすは縦に切れ目を数本入れておく。ラップをし、500wのレンジで10分加熱する。
皮をむき、一口大に切り、お好みでかつお節やじゃこを盛り付ける。
ポン酢やしょう油をかけていただきます。
3)なすのコロッケ
じゃがいもは皮をむいて、適当な大きさに切る。
じゃがいもをゆで、熱いうちにつぶし、塩・こしょうで味付けする。
玉ねぎ、なすはみじん切りにしておく。
フライパンに油を引き、野菜と合挽き肉をいため、塩・こしょうで味を調えたら、つぶしたじゃがいもに加えて混ぜる。
小判型に丸め、小麦粉をまぶし、溶き卵にくぐらせ、パン粉をつける。油で揚げ、きつね色に変われば出来上がり。
今回快くなすを提供していただきました。
「なすは素揚げして麺つゆをかけて食べてもおいしいですよ。田楽なすも簡単にできるので、おすすめです。」と話してくれました。
元満さんのなすは、コスモス館で8月頃まで販売しています。