ひと育つ こが育つ
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大根は汁物、煮物にサラダやおろしなど使い道たくさん。一年中販売されていますが、秋から冬にかけて旬で、最もみずみずしく、おいしい時期です。部位によって辛みや甘み、含まれる栄養素が異なるので、皮や葉を捨てずに丸ごと1本使った大根レシピを紹介します。無駄なく使って、エコにも貢献しましょう。
一人あたり312kcal、たんぱく質6.1g、脂質2.5g、塩分1.42g
米…2合
大根…200g
油揚げ…2枚
塩…適量
しょう油・みりん…適量
大根の葉…適量
A【白だし・酒各大さじ1、しょう油・塩各小さじ2分の1、水2カップ】
一般的に大根は「青首大根」を指すことが多いのですが、ほかに丸い形をした「聖護院大根」、「桜島大根」、サラダや添え物に使われる、小さくて赤い「ラディッシュ(はつか大根)」など多数の種類があります。
根は淡色野菜、葉は緑黄色野菜と2つの要素があり、根の部分にはアミラーゼやオキシダーゼというでんぷんを分解する酵素が含まれています。また、辛味成分のイソチオシアネートには、肝臓の解毒作用を助けたり、がんを予防する作用があります。
葉の部分には、根よりも多くビタミンCが含まれており、ビタミンA、ミネラルも豊富に含まれているので、積極的に食べましょう。今回の料理のように、油や肉、卵などといっしょに食べると、吸収も良くなります。
1.大根は皮をむいて3cmの短冊切りにし、塩をまぶして軽くもんでおく。
ワンポイント:塩をまぶすことで、大根から水分が出てきます。
2.油揚げは熱湯をかけて油抜きし、3cmの短冊切りにしてしょう油・みりんに浸しておく。
3.米にA、油揚げ、水気を切った大根を入れて炊く。
4.大根の葉はさっと塩ゆでし、水気を切って細かく刻む。
5.炊き上がったご飯に、大根の葉を混ぜ込めば出来上がり。
2)大根と挽き肉の甘辛煮
大根の葉はさっと塩ゆでする。大根、大根の葉は拍子木切りにする。フライパンにごま油を引き、合挽き肉をほぐしながらいためる。
肉に火が通ったら大根を加え、油がなじんだら砂糖、しょう油、水を加えて煮る。水分が少なくなってきたら、大根の葉を加え、軽く混ぜ合わせて出来上がり。
3)大根葉入り玉子焼き
大根の葉はさっと塩ゆでし、細かく切る。フライパンに油を引き、大根の葉、桜えび、しょう油、みりん、酒、砂糖を入れて水分がなくなるまでいためる。(※このままご飯にかけてもおいしくいただけます)卵を溶き、大根葉を加えて軽く混ぜる。
フライパンに油を引き、溶いた卵を流し込み、奥から手前に向かって巻く。これを2〜3回繰り返す。お好みで大根おろしといっしょにいただきます。
4)大根とにんじんの漬物
料理で余った大根や大根の皮、にんじんを短冊切りにし、塩を加えて軽くもむ。
大根から出た水気を切り、酢・砂糖を各大さじ1、ゆずの皮を適量加えて30分程寝かせれば出来上がり。
今回、快く大根を提供していただきました。
「栽培している大根のほとんどは、漬物用として出荷しています。しっかりと天日干しするので、おいしいですよ。」と話してくれました。
高澄さんの大根は、コスモス館で12月頃まで販売しています。また、11月末〜4月の初めまでは、大根の漬物も販売します。