ひと育つ こが育つ
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鍋料理の締めとして食べることが多い雑炊——。もとは、ご飯の量を増やすため、水を足して節米したことから「増水」と表記されていました。その後、野菜や魚介類などさまざまな具材を入れるようになり、「雑炊」と書かれるようになりました。
雑炊は汁気があるので、食欲がないときでもさらっと食べることができます。今回、ビタミンAを多く含むほうれん草と整腸作用のある牛乳を使った栄養補給にぴったりの雑炊レシピを紹介します。
ほうれん草…2束
にんじん…2分の1本
鶏肉…100g
ご飯…1〜2杯
水…100cc
牛乳…150cc
コンソメ…2分の1個
塩・こしょう…適量
コーン…適量
ほうれん草には、「東洋種」と「西洋種」、これらを交配させた「交雑種」があります。葉に深い切れ込みがあり、根の色が濃く赤いものが「東洋種」です。比較的寒さに強く、秋から冬にかけて栽培されます。また、葉が丸みをおびて根元の色が淡く、ややあくが強いものが「西洋種」です。近年、春から夏の栽培に適した「西洋種」や「交雑種」の栽培が増えてきたので、夏時期の出荷も盛んになりました。
ほうれん草には鉄分が多く含まれ、野菜の中ではトップクラスです。また、ビタミンAやβカロテンも豊富です。風邪や貧血の予防として、積極的にほうれん草を食べましょう。
1.ほうれん草はさっとゆでて水気を切り、にんじん、鶏肉といっしょに食べやすい大きさに切る。
2.ご飯をざるに入れ、流水でほぐし洗いし、ぬめりをとる。
3.鍋に水、鶏肉、にんじんを入れて煮込む。
4.鶏肉に火が通ったら、牛乳、コンソメを加える。
5.4にご飯とほうれん草を加え、かるく煮込む。
6.塩・こしょうで味を調え、お好みでコーンを盛り付けて出来上がり。
2)ほうれん草ともやしのおひたし
ほうれん草、もやし、しめじをさっとゆで、水気を切る。
食べやすい大きさに切り、しょう油、みりん、かつお節を加えてかるく混ぜ合わせれば出来上がり。
3)ほうれん草ムース
ほうれん草はさっとゆで、水気を切る。水に粉ゼラチンを加え、沸騰する直前まで加熱する。
ほうれん草(葉の部分)、牛乳、砂糖、粉ゼラチンをミキサーにかける。
泡立てた生クリームを加え、かるく混ぜ合わせる。型に流し入れ、冷蔵庫で冷やせば出来上がり。
今回、快くほうれん草を提供していただきました。
「露地ほうれん草を栽培しています。冬は霜が降りると、葉の厚いおいしいほうれん草が育ちますよ。」と話してくれました。
古森さんのほうれん草は、コスモス館で年間を通して販売されています。