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冬はたくさんの柑橘類が旬を迎えます。日本でなじみが深い温州みかんのほか、ポンカン、いよかん、オレンジ、グレープフルーツなど、さまざまな種類があり、味や大きさ、形、色、香りの違いを楽しむことができます。また、果実が甘い種類は生食やジュースに、酸味が強いものはお菓子や料理の酸味付けなどに幅広く利用されています。
今回は、古賀市の特産品の山見阪ネーブルを使って、生食とは一味違う、お菓子に挑戦します。
山見阪ネーブルの皮…2個分
グラニュー糖…皮の分量の8割
板チョコ…適量
ココアパウダー…適量
1.オレンジの表面をよく洗い、包丁で十字に切り込みを入れ、4等分に皮をむく。
2.沸騰したお湯に1を入れ、柔らかくなるまでお湯を替えて3回程ゆでる。
※お湯を替えることで、皮の苦みが少なくなります。
3.2を流水で洗い、皮の内側の白い部分をとり、スティック状に切る。
4.鍋に3とグラニュー糖を加え、水気がなくなるまで弱火で30分程度煮る。
※焦げないようにかるくかき混ぜながら煮る。
5.4をクッキングシートに重ならないように並べ、乾燥させる。
6.板チョコを細かく刻み、湯せんで溶かす。
7.5に6をつけてココアパウダーをまぶせば出来上がり。
オレンジには多数の品種があり、実のお尻の部分にへそ状の突起があるものは、英語で「へそ」の意味のネーブル(navel)と名付けられました。代表品種はワシントンネーブルで、日本には1889年に初めて導入され、各地で栽培が始まりました。1960年代以降になると、成熟期の早いものや遅いものなど、多くの枝変わりが発見されました。今回使用した「山見阪ネーブル」は古賀市青柳の山見阪さんがワシントンネーブルの枝変わりを発見し、たいせつに育て上げた品種です。
ネーブルはビタミンCを豊富に含んでいます。インフルエンザや風邪が流行しやすい冬には、予防にネーブルを食べ、皮もオレンジピールやマーマレードなどに利用してみてください。
2)オレンジマシュマロ
オレンジは薄皮をむき、フォークで実をほぐす。オレンジの実、グラニュー糖、はちみつ、レモン果汁を火にかけ、沸騰してきたら焦げないよう混ぜながら約2分加熱する。
ボールに移し、ゼラチン10g、水70ccをレンジで約1分加熱したものを加え、ハンドミキサーで混ぜ合わせる。
もったりとしてきたら厚手のビニール袋に入れ、端を三角に切り、クッキングシートに絞り出す。表面が固まってきたらコーンスターチをまぶして出来上がり。
今回、快く山見阪ネーブルを提供していただきました。
「収穫したネーブルは、少し酸味が抜けて甘みが増す頃に出荷しています。今年も色が濃い、良いネーブルができました」と笑顔で話してくれました。
山見阪さんのネーブルは、コスモス館で12〜2月末ごろまで販売されています。