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春の訪れを感じさせてくれる鮮やかな黄色の菜の花――。毎年、古賀市の筵内で開催される「なの花祭りに」は、市内外からたくさんの人が訪れ、一面に広がる菜の花畑を楽しんでいます。
最近では、菜の花は観賞用としてだけでなく、食用としても親しまれています。カロチンやビタミンを豊富に含むため、風邪の予防にも効果的な食材として注目されています。
今回、菜の花を使って、行楽シーズンにもぴったりの巻きずし作りに挑戦します。
ご飯…2合
すし酢…60ml
焼きのり…4枚
菜の花…1束
干ししいたけ…4枚
にんじん…2分の1本
かんぴょう…適量
卵…2個
A【白だし・水 各50cc】
B【砂糖・しょう油 各大さじ1〜2、干ししいたけの戻し汁 適量】
C【みりん・しょう油 各小さじ1】
D【白だし・水 各大さじ2分の1、砂糖 適量】
菜の花は古くから食用油や灯油として油菜(アブラナ)が栽培されていました。明治時代になって、ナタネが採油用として栽培され、油菜は野菜として食する「菜花(ナバナ)」として一部の地方に残りました。
菜の花は、お浸し、汁の実、漬物などに利用されることが多いようです。今回の巻きずしのように、さまざまな料理に菜の花を使ってみてください。
1.沸騰したお湯に菜の花を入れ、塩をひとつまみ加えてさっとゆで、Aにひたす。
2.かんぴょうは水で洗って塩もみし、沸騰したお湯で好みの固さになるまでゆでる。
3.しいたけ、かんぴょうはBを加えて煮る。にんじんは1cm幅の拍子木切りにし、Cを加えて柔らかくなるまで煮る。
4.溶き卵にDを加え、だし巻き玉子を作る。
5.菜の花は水気を切り、そのほかの具材といっしょに巻きやすい長さ・幅に切る。
6.ご飯を平たい皿に移し、すし酢をかけてしゃもじで切るように混ぜる。
※うちわであおぎながらすし酢をかけると、ご飯のつやが増します。
7.巻きすに焼きのりを敷き、厚さ5mm程でご飯を乗せ、具材は中央より手前側に並べる。手前から奥に向かって巻けば出来上がり。
※焼きのりの代わりに、ゆでキャベツで巻いてもおいしく召し上がれます。
img class="f_L" src="img/043_15.jpg" alt="梅わさ巻き" width="300" height="200">2)梅わさ巻き
梅干しの実を包丁でたたき、わさびを加えて混ぜ合わせる。きゅうりは1cm幅に切る。
巻きすに焼きのりを敷き、厚さ5mm程でご飯を乗せ、具材を中央より手前側に並べる。手前から奥に向かって巻けば出来上がり。
3)納豆たくあん巻き
ご飯に青のりを加えて混ぜ合わせる。たくあんは1cm幅に切り、納豆は混ぜ合わせておく。
巻きすに焼きのりを敷き、厚さ5mm程でご飯を乗せ、具材を中央より手前側に並べる。手前から奥に向かって巻けば出来上がり。
今回、快く菜の花を提供していただきました。
「“博多菜花”という品種を露地栽培しています。甘みがあるので、生のまま食べてもおいしいですよ。」と笑顔で話してくれました。
船越さんの博多菜花は、コスモス館で2月〜春先まで販売されています。