ひと育つ こが育つ
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一年を通して手に入るにんじん。いため物や、煮物、スープにサラダなど、料理のアレンジはさまざまです。今回は、にんじんが苦手な人も食べやすいように細かく刻んで、シューマイの具にしました。鮮やかなオレンジ色のシューマイは、見た目も楽しめます。手軽に作れるので、「もう1品おかずが欲しい!」というときにぴったりです。子どものお弁当のおかずにも、いかがですか。
にんじん…1本
玉ねぎ…2分の1個
豚ミンチ…250g
シューマイの皮…30枚
キャベツ…適量
A【片栗粉 大さじ3、しょう油・砂糖・酒 各大さじ1、ゴマ油 小さじ1】
市場に出回っているにんじんは、長さ15〜20cmの「五寸にんじん」という、西洋種がほとんどです。西洋種のにんじんは、Bカロテンを多く含みます。Bカロテンは油に溶けやすい性質があるので、油を使った料理や脂肪を含む肉、魚といっしょに食べるよう工夫しましょう。
また、おせち料理によく使われる、細長く、濃い紅色をした「金時にんじん」は、東洋種です。金時にんじんは、トマトの色素と同じリコピンという抗酸化作用の強いポリフェノールを多く含みます。
にんじんは、西洋種・東洋種どちらも、食物繊維や鉄、カルシウム、ビタミンCなど、さまざま栄養素をバランスよく含んでいるので、毎日摂りたい食材の一つです。
1.にんじん、玉ねぎをみじん切りにする。
2.1に豚ミンチ、Aを加え、粘りがでるまでよく混ぜる。
3.2をシューマイの皮に乗せて筒状に包み、皮の形を整える。
※親指と人差し指で作った輪の上に皮をかぶせ、具を乗せると簡単に包めます。
4.キャベツの葉を水で濡らし、フライパンに敷く。
5.シューマイ同士がくっつかないように並べ、ふたをして中火で10分程蒸せば出来上がり。
2)にんじんとゴボウの鶏肉巻き
にんじん、ゴボウを短冊切りにし、切ったゴボウは水にさらしておく。油を引いたフライパンで軽くいため、しょう油・砂糖・みそ各大さじ1、みりん大さじ2分の1を加えて味を調える。鶏もも肉は厚さが均等になるよう包丁で切り開く。鶏もも肉の上に、にんじん、ゴボウを中央より手前側に並べ、手前から奥に向かって巻く。鶏もも肉が開かないよう、つまようじを刺して固定する。油を引いたフライパンで焦げ色がつくまで鶏もも肉を熱する。しょう油・酒各大さじ2、砂糖・みりん・水各大さじ1を加え、ふたをして蒸し焼きにすれば出来上がり。
今回、快くにんじんを提供していただきました。
「ハウスと露地で“ベータリッチ”という品種のにんじんを栽培しています。臭みが少なく、鮮やかなオレンジ色が特徴です。子どもにも好評ですよ」と、話してくれました。
山仲さんのにんじんは、コスモス館で4月~5月、8月ごろに販売しています。