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チキン南蛮、カレー南蛮、魚の南蛮漬け・・・日本には「南蛮」が名前につく料理がたくさんあります。名前の由来は諸説ありますが、江戸時代にかけて外国から日本に伝わった文化や技術、料理に関しては食材や調理方法など、外国渡来のものを何でも「南蛮」と呼んでいたようです。ふだん何気なく食べている料理、その歴史を調べてみれば、作る楽しさやおいしさが倍増するかもしれませんね。
あじ・・・3尾
ピーマン(パプリカ)・・・4個
玉ねぎ・・・2分の1個
A【しょう油・みりん 各大さじ6、酒 大さじ2、水1カップ】
酢・・・大さじ6
塩・・・適量
ピーマンは分類上、唐辛子と同種です。しかし、ピーマンの方が大きく、辛味がありません。甘唐辛子と呼ばれていたこともありますが、フランス語で甘味のある唐辛子のことを「pimento(ピマン)」と呼ぶことから、ピーマンと呼ばれるようになったようです。
ピーマンは免疫力を高める作用がある、ビタミンCやβカロテンを多く含みます。通常、ビタミンCは熱で壊れやすいのですが、ピーマンは組織が強固なので、火を通してもその効力はあまり失われません。また、ピーマンは独特の臭みがありますが、近年は緑色のピーマンに比べ臭みが少なく、肉厚で甘味が増した「赤ピーマン」が普及しています。その他にも、完熟して黄色になる「黄ピーマン」や未成熟の「紫ピーマン」もあります(これらは、パプリカと呼ばれることもあります)。皆さんも、いろいろな種類のピーマンを味わってみてください。
1.ピーマン、玉ねぎを細切りにする。
2.Aを鍋で煮立てたら、酢を加えてもうひと煮立ちさせ、火を止める。
3.2に1を入れ、漬けておく。
4.あじを3枚におろし、かるく塩を振り、出てきた水気をふく。
【あじの3枚おろし】
1)包丁の背で魚のうろこを取り、頭を落として腹側に包丁を入れる。
2)水洗いしながら、内臓を取り除く。
3)ぜいごを尾の方から薄くそぎとる。
※ぜいご・・・尾ヒレのつけね部分からエラにかけてある堅いうろこ
4)背側にも包丁を入れる
5)包丁を中骨に当てながら身と骨を切り離す。
5.あじの両面に片栗粉をまぶし、油で揚げる。
6.5を2に漬け込み、味が染みれば出来上がり。
2)ピーマンのグラタン
玉ねぎ、にんじん、ベーコンを食べやすい大きさに切る。フライパンにバターを熱し、にんじん、玉ねぎ、ベーコンをいためる。小麦粉大さじ2を加えて全体に混ぜ合わせ、さらに牛乳200ccを加える。とろみがつくまで中火で温め、塩・こしょうで味を調える。半分に切ったピーマンに詰めて、チーズを乗せ、ピーマンが柔らかくなるまでレンジで加熱すれば出来上がり。
今回、快くピーマンを提供していただきました。
「無農薬にこだわったピーマンを栽培しています。臭みの少ないピーマンなので、塩・こしょうで味付けして焼くだけで、さっぱりとおいしくいただけますよ」と、話してくれました。
元満さんのピーマンは、コスモス館で5月~9月初めまで販売しています。