ひと育つ こが育つ
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“おふくろの味”の代名詞として、言わずと知れた「肉じゃが」。そのルーツは明治時代、後の海軍大将である東郷平八郎がイギリス留学中に食べたビーフシチューを気に入り、帰国後に部下に命じて作らせたものが起源とされています。当時はバターなどの食材がなく、しょう油と砂糖で代用したものが、栄養価が高く、さらに簡単に調理できるとあって、海軍から次第に家庭へと広まっていったのだとか。初めてでも手軽に作れる「肉じゃが」。ぜひ、挑戦してみてください。
牛肉・・・400g
じゃがいも・・・5~6個
玉ねぎ・・・2個
にんじん・・・1本
糸こんにゃく・・・1袋
A【酒 100cc、みりん 大さじ2、砂糖 大さじ5】
しょう油・・・大さじ5
家庭の味ナンバーワンとも言われる「肉じゃが」。福岡では肉じゃがに牛肉を使うことが多いようですが、関東地方では豚肉が主流で、鶏肉を使うこともあります。東北地方では、肉じゃがの中に車麩や油麩などの棒状の麩(ふ)を入れることもあるようです。
春が近づくと、「新じゃが」も店先に並ぶようになりますね。小粒で皮が薄く、柔らかいのが特徴です。新しいものは、皮もむけやすく、丸のまま煮物などに利用すると、新鮮な土の香りを楽しめます。また、じゃがいもは保存がきくので、いつでも手軽に手に入れることができます。皆さんもお好みの材料をそろえて「我が家の肉じゃが」を作り、楽しんでください。
1. 具材(糸こんにゃくは軽くゆでておく)を食べやすい大きさに切り、じゃがいもは水にさらす。
2. 鍋に油を引き、玉ねぎが半透明になるまでいため、牛肉、じゃがいも、にんじんを加える。
3. 2に糸こんにゃく、具材がひたる程度の水を加えて中火にかけ、あくが出てきたら取り除く。
4.3にAを加えて5分程煮込み、しょう油を加えてさらに煮込めば出来上がり。
2)肉じゃがオムレツ
肉じゃがを荒めにつぶし、残り汁といっしょにフライパンで温める。水溶き片栗粉を加えて手早く混ぜ、とろみをつける。フライパンに油を引き、溶いた卵を入れ、固まってきたら中心に肉じゃがを乗せ、卵で包めば出来上がり。
3)肉じゃがコロッケ
肉じゃがをよくつぶし、一口大に丸める。小麦粉をまぶし、溶き卵にくぐらせ、パン粉をつけ、油で揚げれば出来上がり。